MF Toolboxの使いかた

MF Toolboxでは、次の設定ができます。
Macintosh版のMF Toolboxは、Windows版と一部の機能が異なります。
詳しくは、Canon スキャナドライバガイドを参照してください。
Canon スキャナドライバガイドの表示方法:「Macintoshをお使いのお客様へ

スキャナーの選択やコンピューター名の変更

スキャナーの選択やコンピューター名の変更をすることができます。
[スキャナーの選択]
スキャナーを選択します。
[コンピューター名]
本体のディスプレーに宛先として表示されるコンピューター名を設定します。
[カラースキャン]
[白黒スキャン]
[カスタム1]
[カスタム2]
ボタンごとにコメントを変更できます。
全角/半角で12文字まで入力できます。
[デバイスからのスキャン終了後Toolboxを自動的に閉じる]
チェックマークを付けると、操作パネルのキーを使っての読み込みが終了したときにMF Toolboxの画面を閉じます。

スキャンの設定

スキャンモード、読み取り解像度、原稿サイズ、読み込んだ画像のファイルサイズを設定することができます。
[原稿の入力部]
原稿のセット位置を選択します。
[オートモード]を選択すると、フィーダー内の原稿を優先して読み込みます。フィーダーに原稿がセットされていないときは、原稿台ガラスの原稿を読み込みます。
重要
操作パネルからの操作でスキャンすると
本項目の設定は無効になります。常に[オートモード]で動作します。
[入力方法]
原稿の読み取る面を[片面]または[両面]から選択します。
[原稿サイズ]
読み込む原稿のサイズを選択します。
[ユーザー設定(215.9 × 297.0 ミリメートル)]を選択すると[原稿サイズの設定]画面が開き、サイズを自由に設定できます。
重要
操作パネルからの操作でスキャンすると
「画像の貼り合わせ」機能は使用できません。
[原稿向き設定]
原稿の向きを指定するときにクリックします。
[入力方法]が[両面]のときは、[とじ方向]も指定できます。
[原稿の入力部]で[原稿台ガラス]が選択されているときは、設定できません。
[スキャンモード]
スキャンモードを選択します。選択できるスキャンモードは、クリックしたMF Toolboxのボタンによって異なります。
[白黒]
白黒の画像(白黒2値の画像)として原稿を読み込みます。
[白黒(OCR)]
OCRソフトに適した白黒画像として原稿を読み込みます。
[グレースケール]
グレースケールの画像(モノクロ写真のような画像)として原稿を読み込みます。写真の読み込みに適しています。
[カラー]
カラー画像として原稿を読み込みます。
[カラー(雑誌、カタログ)]
モアレ低減機能を使って、カラーで原稿を読み込みます。印刷物を読み込むときに発生する濃淡のムラや縞模様(モアレ)を軽減することができます。この機能を使うと、読み込み時間が長くなります。
[出力解像度]
読み取り解像度を選択します。
[原稿の入力部]や[ファイルの種類]の設定によって、選択できる数値が異なります。
BMP
JPEG/EXIF
TIFF
PDF
PDF
(1ページ)
PDF
(複数ページ)
PDF
(ページ追加)
[原稿台ガラス]
75 dpi~600 dpi
75 dpi~400 dpi
[自動給紙装置(ADF)]または[オートモード]
75 dpi~300 dpi
[メール]で読み込んだ場合、選択できる解像度は[添付ファイルサイズの上限]の設定によって異なります。
[黒文字を補正する]
チェックマークを付けると、黒い文字の輪郭をはっきりとさせます。
[スキャナードライバーを表示する]
チェックマークを付けると、[スキャンの設定]の[黒文字を補正する]以外の項目が無効になります。
[スタート]をクリックすると、[ScanGear MF]画面が表示され、読み込みの詳細な設定ができます。
[OCR]で読み込む場合、この項目は設定できません。

スキャン画像の保存

読み込んだ画像のファイル名やファイルの種類、保存先を指定することができます。
[ファイル名]
読み込んだ画像のファイル名を入力します。
同じ名前のファイルが存在する場合、ファイル名の後ろに「0001」から順に 4 桁の番号が付けられます。
[ファイルの種類]
読み込んだ画像の保存形式を指定します。
[BMP]
ビットマップ形式
[JPEG/Exif]
JPEG/Exif形式([スキャンモード]で[グレースケール]、[カラー]、または[カラー(雑誌、カタログ)]が選択されているときに有効になります。)
[TIFF]
TIFF形式
[PDF]
PDF形式(複数ページまたは単ページ)
[PDF(1ページ)]
単ページのPDFファイルを作成します。
[PDF(複数ページ)]
複数の原稿を読み込んで、1つのPDFファイルを作成します。
[PDF(ページ追加)]
MF Toolboxで作成されたPDFファイルの最後に、読み込まれた画像を追加します。
メモ
各ボタンで保存できるファイルの種類
*
[スキャンモード]で[グレースケール]、[カラー]、または[カラー(雑誌、カタログ)]が選択されているときに設定できます。
[PDF]、[PDF(1ページ)]、[PDF(複数ページ)]、または[PDF(ページ追加)]が選択されている場合
「画像サイズが大きすぎます」というエラーメッセージが表示されることがあります。この場合は、[出力サイズ]や[出力解像度]を低くして、読み込んだ画像のデータサイズを小さくしてください。
[PDF設定]
[ファイルの種類]で[PDF]、[PDF(1ページ)]、[PDF(複数ページ)]、または[PDF(ページ追加)]が選択されている場合、PDFファイルの詳細を設定できます。
[ファイルの保存先]
[ファイルの種類]で[PDF(ページ追加)]以外が選択されている場合、読み込んだ画像を保存する場所を表示します。保存先を変更するには、[参照]をクリックしてフォルダーを選択して、[OK]をクリックします。
[元にするPDFファイル]
[ファイルの種類]で[PDF(ページ追加)]が選択されている場合、[ファイルの保存先]の代わりにこの項目が表示されるので、読み込んだ画像を追加するPDFファイルを選択します。ただし、追加先とするPDFファイルは、MF ToolBoxで作成したものに限ります。別のアプリケーションで作成したPDFファイルには、読み込んだ画像を追加することはできません。
[今日の日付のフォルダーに保存する]
指定した保存先に今日の日付でフォルダーが作成され、読み込んだ画像が保存されます。

アプリケーションの設定(メールソフトの設定)

読み込んだ画像を表示するアプリケーションを指定することができます。
[設定]をクリックして使用する電子メールソフトを選択して、[OK]をクリックします。(メールソフト以外は、画面にアプリケーションのアイコンを直接ドラッグ&ドロップして、指定することができます。)
[メールソフトの設定]の場合、[宛先の設定]をクリックすると、メールアドレスを入力することができます。
メモ
[メール]で読み込む場合
MF Toolboxは、おもに以下の電子メールソフトに対応しています。
Microsoft Outlook Express
Microsoft Outlook
Microsoft Exchange
EUDORA
Netscape Messenger
Windows Mail
Becky! Ver.2
Mozilla Thunderbird

スキャン画像の確認とExif情報の入力(スキャン画像を確認する)

以下の手順で読み込んだ画像をサムネイルとして表示してから、ファイルの種類と保存先を指定できます。
(1)
[スキャン画像の確認とExif情報の入力]([PDF]では、[スキャン画像を確認する])にチェックマークを付けます。
(2)
[スタート]を押します。
[スキャン画像]ダイアログボックスに読み込んだ画像が表示されます。以下の項目を参照して、ファイルの種類と保存先を指定してください。
メモ
[OCR]で読み込んだ場合
この項目は設定できません。
[PDF]で読み込んだ場合
読み込んだ画像の確認と保存先の指定のみができます。
[ファイルの種類]
読み込んだ画像を保存するファイルの種類を指定します。
[Exif設定]
[ファイルの種類]で[JPEG/EXIF]が選択されている場合、[Exif設定]画面が表示され、Exif情報を設定できます。JPEGファイルにコメントや読み込んだ日付などの情報を追加できます。プルダウンリストから読み込んだ画像を選択して表示し、情報を追加します。
[基本情報]
画像を読み込んだときに自動取得した情報を表示します。
[拡張情報]
入力した追加情報を表示します。
[前回設定した入力内容を引き継ぐ]
チェックマークを付けると、前回と同じ設定で読み込みを設定します。
[PDF設定]
[ファイルの種類]で[PDF]、[PDF(1ページ)]、[PDF(複数ページ)]、または[PDF(ページ追加)]が選択されている場合、PDFファイルの詳細を設定できます。
[ファイルの保存先]
読み込んだ画像の保存先を指定します。
[元にするPDFファイル]
[ファイルの種類]で[PDF(ページ追加)]が選択されている場合、[ファイルの保存先]の代わりにこの項目が表示されるので、読み込んだ画像を追加するPDFファイルを選択します。ただし、追加先とするPDFファイルは、MF ToolBoxで作成したものに限ります。別のアプリケーションで作成したPDFファイルには、読み込んだ画像を追加することはできません。
[今日の日付のフォルダーに保存する]
指定した保存先に今日の日付でフォルダーが作成され、読み込んだ画像が保存されます。
[ファイルの種類]で[PDF(ページ追加)]が選択されている場合は、設定できません。
[保存]
読み込んだ画像を指定した場所に保存します。
[転送]
[メールソフトの設定]または[アプリケーションの設定]でアプリケーションを指定すると、[保存]の代わりに表示され、アプリケーションに読み込んだ画像を転送します。
[キャンセル]
操作を中止して直前の画面に戻ります。読み込まれた画像はすべて削除されます。
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