ネットワーク経由で原稿をスキャンする(MF4380dn/MF4370dnのみ)

Color Network ScanGearを使用して、ネットワーク上のコンピュータから原稿をスキャンするには



スキャン機能をお使いになる前に - ネットワーク経由で原稿をスキャンするとき

本製品では、Color Network ScanGearを使用して、ネットワーク上にあるコンピュータからの操作で原稿をスキャンすることができます。スキャンしたデータはネットワーク経由でお使いのコンピュータに送信されます。ここではスキャン操作前に必要な設定と手順の流れを説明します。


おことわり
  • Color Network ScanGearを使用するには、TWAINに対応したアプリケーションソフトウェア(Adobe Photoshop、Adobe Acrobat、Office 2000以降のMicrosoft Word/Excel/PowerPointなど)が必要です。TWAINとは、スキャナ、デジタルカメラなどの画像入力機器とパソコンを接続するための技術標準です。
  • Color Network ScanGearの[メイン]ページにある設定項目中には一部使用できない機能があります。使用できない機能は以下のとおりです。
  • [カラーモード]:[グレースケール]と[自動カラー選択]には対応していません。
  • [解像度]:ドロップダウンリストをクリックして解像度(75 ~ 300)を選択します。選択項目以外の数値を直接入力して指定することはできません。
  • [原稿サイズ]:[ユーザ定義]には対応していません。
  • [ページ数]/[画質調整]:設定できません。
  • [濃度調整]:[自動]には対応していません。
  1. ネットワーク関連の設定をします。

詳細については、「基本的なネットワーク設定」を参照してください。

  1. スキャナドライバ(Color Network ScanGear)をインストールします。

詳細については、「コンピュータとソフトウェア設定」を参照してください。

  1. ScanGear Toolで使用するスキャナを選択します。

詳細については、「使用するネットワークスキャナを選択する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

  1. TWAIN対応アプリケーションソフトウェアからColor Network ScanGearを起動します。

詳細については、「スキャナドライバを起動する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

  1. Color Network ScanGearを使って原稿をスキャンします。

詳細については、「基本的なスキャン方法 - ネットワーク経由で原稿をスキャンする」を参照してください。



使用するネットワークスキャナを選択する(ネットワークスキャン)

使用するネットワーク上のスキャナをScanGear Tool で選択して、Color Network ScanGearドライバを使ってスキャンが行えるようにします。インストール直後はスキャナが選択されていないので、ご使用の前にこの操作を行う必要があります。


おことわり
  • ScanGear Toolは、Color Network ScanGearドライバと同時に起動させることはできません。
  1. [スタート](または)メニューから、[プログラム](または[すべてのプログラム])-[Color Network ScanGear]-[ScanGear Tool]を選択します。

ScanGear Tool が起動します。

  1. 使用するスキャナを選択します。


  • 1.[探索]をクリックします。

[スキャナ一覧から選択]に、検索されたスキャナが表示されます。


  • 2.使用するスキャナを選択したあと、[選択]をクリックします。

[選択されているスキャナ]に、選択したスキャナの情報が表示されます。

  • スキャナを自動検索すると、サブネット(同一ネットワークIDを持つネットワーク)内のスキャナのみが一覧表示されます。
  • 選択したスキャナが使用できるかどうかを確認するには、スキャナを選択したあと、[接続テスト]をクリックします。


  • 1.[IPアドレス]をクリックします。

[IPアドレス]ダイアログボックスが表示されます。


  • 2.使用するスキャナのIPアドレスを入力したあと、[OK]をクリックします。

[選択されているスキャナ]に、選択したスキャナの情報が表示されます。

  • スキャナのIPアドレスを指定するときは、サブネット外のIPアドレスも指定できます。
  • 選択したスキャナが使用できるかどうかを確認するには、スキャナを選択したあと、[接続テスト]をクリックします。
  1. [終了]をクリックします。

ScanGear Tool が終了します。



基本的なスキャン方法 - ネットワーク経由で原稿をスキャンする

Color Network ScanGearを使って原稿をスキャンします。ネットワーク上にあるコンピュータからスキャン操作したデータは、お使いのコンピュータに保存されます。ここでは基本的な操作の流れを概説します。


おことわり
  • Color Network ScanGearをインストールしてから一度もColor Network ScanGearドライバを起動していない場合は、使用するネットワークスキャナをScanGear Toolで選択しておく必要があります。詳細については、「使用するネットワークスキャナを選択する(ネットワークスキャン)」を参照してください。
  • ADFを使っての読み込みは、鮮明な画像が得られないことがありますので、よりよい品質でスキャンするためには、原稿を原稿台ガラスに置いて読み込むことをおすすめします。
  • 受信したファクスのプリントとネットワークスキャンは同時に実行できません。同時に実行しようとした場合、それぞれの原稿は状況に応じて以下のように処理されます。
  • ファクスの受信中にスキャンしようとした場合や、スキャン中にファクスを受信した場合、スキャンが完了してからプリントが開始されます。
  • プリント中にスキャンしようとした場合、スキャンは実行されません。プリントが完了してから、再度スキャンの操作をしてください。
  • PCファクス送信とネットワークスキャンは同時に実行できません。同時に実行しようとした場合、それぞれの原稿は状況に応じて以下のように処理されます。
  • ネットワークスキャン中にPCファクス送信しようとした場合、スキャンが完了してから送信が開始されます。
  • PCファクス送信中にネットワークスキャンをしようとした場合、スキャンは実行されません。送信が完了してから、再度スキャンの操作をしてください。
  • プリントとネットワークスキャンは同時に実行できません。同時に実行しようとした場合、それぞれの原稿は状況に応じて以下のように処理されます。
  • ネットワークスキャン中にプリントしようとした場合、スキャンが完了してからプリントが開始されます。エラーが発生した場合でも、スキャンが完了するとプリントが自動的に開始されます。
  • プリント中にネットワークスキャンをしようとした場合、スキャンは実行されません。プリントが完了してから、再度スキャンの操作をしてください。
  1. コンピュータで、TWAIN対応アプリケーションソフトウェアからColor Network ScanGearを起動します。

起動方法については、「スキャナドライバを起動する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

  1. 本製品に原稿をセットします。

原稿のセットの方法によって、Color Network ScanGearで設定する項目が異なります。原稿を原稿台にセットした場合は「原稿台からスキャンする(ネットワークスキャン)」を参照してください。原稿をADFにセットした場合は「ADFからスキャンする(ネットワークスキャン)」を参照してください。

  1. 本製品の操作パネルの[スキャン]を繰り返し押して<ネットワークスキャン モード>を選択します。
  1. コンピュータで、Color Network ScanGear画面の[メイン]、[オプション]、[スキャン情報]ページを使ってスキャン条件を設定します。

各ページの設定内容については、各ページのヘルプを参照してください。

  1. コンピュータで、Color Network ScanGear画面の[スキャン]をクリックします。

スキャンが開始されます。スキャンが終了すると、Color Network ScanGear画面が閉じ、スキャンした画像がアプリケーションソフトウェアに転送されます。スキャン中は、スキャンの進み具合を示すダイアログボックスが表示されます。スキャンを中止する場合は、ダイアログボックスの[キャンセル]をクリックしてください。



スキャナドライバを起動する(ネットワークスキャン)

Color Network ScanGearドライバは、以下のようにTWAIN対応アプリケーションソフトウェアから呼び出して起動します。


おことわり
  • Color Network ScanGearドライバは、ScanGear Toolと同時に起動させることはできません。ScanGear Toolを起動させているときは終了させてください。
  1. TWAIN対応アプリケーションソフトウェアを起動します。
  1. TWAIN対応アプリケーションソフトウェアで、スキャナとしてColor Network ScanGearを選択します。

TWAIN対応アプリケーションソフトウェアで、スキャナを選択するためのコマンド(「スキャナの指定」や「TWAIN対応機器の選択」など)を選択して、表示されるダイアログボックスでColor Network ScanGearを選択します。

この操作は、1 回行ったあとは、繰り返し行う必要はありません。

  1. TWAIN対応アプリケーションソフトウェアで、スキャンを行うためのコマンド([新規スキャン]、[TWAIN対応機器からの入力]など)を選択します。

Color Network ScanGearの画面が表示されます。

  • アプリケーションソフトウェアでColor Network ScanGearを選択したり、スキャンを行うためのコマンドを選択する手順の詳細は、各アプリケーションソフトウェアの使用説明書をご覧ください。


スキャナドライバの画面(ネットワークスキャン)

アプリケーションソフトウェアからColor Network ScanGearドライバを呼び出したときに表示される画面について説明します。



ツールバー(ネットワークスキャン)

スキャンに使うボタン(ネットワークスキャン)

プレビュー領域(ネットワークスキャン)

ページ(ネットワークスキャン)

ステータスバー(ネットワークスキャン)


ツールバー(ネットワークスキャン)

概要を見るには


ツールバーには、プレビュー領域に表示された画像を操作するためのボタンがあります。
ツールバーは、ドラッグすると任意の位置に移動できます。移動したツールバーは、ボタンをクリックして非表示にできます。再度表示する場合は、Color Network ScanGearの画面の[システム]メニューから[ツールバーを表示]を選択してください。
ツールバーの各ボタンには以下の機能があります。


  • (領域選択)

このボタンをクリックすると、プレビュー領域内でマウスカーソルが十字の形になり、スキャンする範囲を指定できるようになります。

  • (画像移動)

このボタンをクリックすると、プレビュー領域内でマウスカーソルが手の形になり、画像をドラッグしてスクロールできるようになります。このボタンは、プレビュー領域に表示されている画像が拡大表示されて、プレビュー領域よりも大きい場合のみ有効です。

  • (ズーム)

このボタンをクリックすると、プレビュー領域内でマウスカーソルが虫眼鏡の形になり、プレビュー領域の画像を拡大または縮小して表示することができるようになります。

プレビュー画像上をマウスの左ボタンでクリックするとプレビュー画像が1段階拡大され、拡大した画像上を右ボタンでクリックすると1段階縮小されます。このボタンは、プレビュー領域に画像が表示されている場合のみ有効です。

  • (定規)

このボタンをクリックすると、プレビュー領域の左と上に定規が表示されます。ボタンをクリックするたびに、定規の表示/非表示が切り替わります。

  • (ヘルプ)

このボタンをクリックすると、ヘルプが表示されます。



スキャンに使うボタン(ネットワークスキャン)

概要を見るには


  • [スキャン]

このボタンをクリックすると、原稿がスキャンされます。

スキャンが終わると、Color Network ScanGearの画面が閉じて、スキャンした画像がアプリケーションソフトウェアに転送されます。

スキャン中は、スキャンの進み具合を示すダイアログボックスが表示されます。スキャンを中止する場合は、ダイアログボックスの[キャンセル]をクリックしてください。

  • アプリケーションソフトウェアによっては、スキャン終了後にColor Network ScanGearの画面が閉じないものもあります。この場合は、Color Network ScanGearの画面の(終了)をクリックしてウィンドウを閉じてください。
  • [プレビュー]

このボタンをクリックすると、原稿がプレスキャンされ、プレビュー領域にプレビュー画像が表示されます。スキャンの条件を変更して、もう一度クリックすると、新たな条件でスキャンされたプレビュー画像が表示されます。

  • [クリア]

このボタンをクリックすると、プレビュー領域に表示されている画像がクリアされます。

また、スキャンする範囲の指定やプレビュー画像の拡大表示もキャンセルされ、プレビュー領域のサイズが原稿サイズに戻ります。



プレビュー領域(ネットワークスキャン)

概要を見るには


プレビュー画像が表示されます。
表示されたプレビュー画像を確認したり、スキャン範囲の指定やスキャン条件の確認などが行えます。
プレビュー領域上を右クリックするとメニューが表示され、以下の機能を実行できるようになります。


おことわり
  • ADFを使ってスキャンする場合、プレビュー画像を表示させることはできません。

  • [スキャン領域]

この項目を選択すると、[スキャン領域]ダイアログボックスが表示され、スキャンする範囲を寸法で指定することができるようになります。この機能は、両面原稿スキャン時、[原稿向き自動補正]がオンのときは選択できません。スキャンする範囲を指定する手順については、「スキャンする範囲を指定する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

  • [単位]

スキャンする範囲の設定に使う単位(ミリメートル、インチ、ピクセル)を選択できます。

  • [原稿枠消し]

原稿の周囲の影や枠線を消してスキャンするかどうかを指定できます。[する]を選択すると、原稿の周囲に2.5mmの白枠がついてスキャンされます。[原稿枠消し]は、スキャンする範囲が指定されているときは選択できません。

  • [原稿枠消し]の初期設定値は[する]です。[しない]を選択するとスキャン画像にスジが入ることがあります。


ページ(ネットワークスキャン)

概要を見るには


スキャン条件を指定するための[メイン]ページ、読み取った画像の処理方法を指定するための[オプション]ページ、使用するスキャナに関する情報が表示された[スキャナ情報]ページがあります。目的のページを前面に表示するときは、ページ上部のタブをクリックします。

ページの設定内容についての詳細は、各ページのヘルプを参照してください。



ステータスバー(ネットワークスキャン)

概要を見るには


左から順に次の情報が表示されます。

  • [カラーモード]の設定状態
  • [解像度]の設定状態
  • スキャン範囲の開始点(X、Y)と幅および高さ
  • 画像をスキャンするのに必要なメモリ容量(単位:KB)


ヘルプを表示する(ネットワークスキャン)

ヘルプを表示する手順は、以下のとおりです。


おことわり
  • ScanGear Toolは、Color Network ScanGearドライバと同時に起動させることはできません。
  • お使いのOSや機種によって画面が異なることがあります。
  1. ScanGear Tool、Color Network ScanGearの画面で、ヘルプを呼び出すボタンをクリックします。


  • ScanGear Toolの画面で、[ヘルプ]をクリックします。

ScanGear Toolの画面の起動方法の詳細は「使用するネットワークスキャナを選択する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

ヘルプが表示されます。



  • Color Network ScanGearの画面で、をクリックします。

Color Network ScanGearの画面の起動方法の詳細は「スキャナドライバを起動する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

ヘルプが表示されます。



原稿台からスキャンする(ネットワークスキャン)

原稿台からスキャンする手順は、次のとおりです。


おことわり
  1. アプリケーションソフトウェアからColor Network ScanGearを起動します。

起動方法の詳細は「スキャナドライバを起動する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

  1. [メイン]ページの[原稿のセット方法]で[原稿台]を選択します。

  1. 原稿を原稿台にセットします。原稿は、スキャンする面を下向きにして、図のようにセットします。

  • 原稿台ガラスを使ってA5サイズの原稿をスキャンする場合、原稿を以下のようにセットし、Color Network ScanGearの[メイン]ページ上で[原稿サイズ]を[A5R]に設定してください。

  1. 本製品の操作パネルの[スキャン]を繰り返し押して<ネットワークスキャン モード>を選択します。
  1. Color Network ScanGearの画面でカラーモード、解像度などのスキャン条件を設定します。
  • お使いの機種によって、設定できる項目または値の範囲は異なります。
  1. プレビューする場合は、[プレビュー]をクリックします。

プレビュー領域にプレビュー画像が表示されます。

  • プレスキャンされた画像をもとに、下記のことができます。
  • ツールバーを使って画像を拡大表示したり、[オプション]ページの設定項目で画像を調整することができます。
  1. [スキャン]をクリックします。

スキャンが開始されます。

スキャンが終了すると、Color Network ScanGearの画面が閉じ、スキャンした画像がアプリケーションソフトウェアに転送されます。

  • [スキャン]をクリックしたあと、スキャンの進み具合を示すダイアログボックスが表示されるまではColor Network ScanGearの画面での操作を行わないでください。
  • スキャンした後、Color Network ScanGearの画面が自動的に閉じない場合は(終了)をクリックして終了させてください。
  • 必ずColor Network ScanGearの画面を閉じてから、アプリケーションソフトウェアを終了させてください。


ADFからスキャンする(ネットワークスキャン)

ADFを使用すると、原稿を連続してスキャンすることができます。
ADFを使用するときは、以下の手順に従ってください。


おことわり
  • ADFを使用してスキャンする場合は、定型サイズの用紙だけをセットしてください。定型サイズ以外の用紙をスキャンする場合は、原稿台を使用してください。
  1. アプリケーションソフトウェアからColor Network ScanGearを起動します。

起動方法の詳細は「スキャナドライバを起動する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

  1. [メイン]ページの[原稿のセット方法]で、原稿の読み取る面を指定します。

原稿の片面だけを読み取るときは[フィーダ(片面)]を選択して、両面とも読み取るときは[フィーダ(両面)]*を選択します。
*MF4380dnのみ

  1. [メイン]ページの[原稿向き設定]をクリックして[原稿向き設定]ダイアログボックスを表示させ、原稿の置き方を設定します。

原稿の両面を読み取るときは、[開き方向]で原稿の開き方も指定します。

設定方法の詳細は「原稿を置く向きを設定する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

  1. ADFに原稿をセットします。

原稿のスキャンする面を上向きにして、[原稿向き設定]ダイアログボックスで設定した向きでセットします。

  1. 本製品の操作パネルの[スキャン]を繰り返し押して<ネットワークスキャン モード>を選択します。
  1. Color Network ScanGearの画面でカラーモード、解像度などのスキャン条件を設定します。
  • お使いの機種によって、設定できる項目または値の範囲は異なります。
  1. 必要に応じてスキャンする範囲を指定して、[スキャン]をクリックします。

スキャンが開始されます。

ADFにセットされた原稿が順にスキャンされます。

  • 原稿がADFに正しくセットされていることを確認してください。
  • ADFを使ってスキャンしたあとに原稿台からスキャンするときは、原稿台カバーを確実に上げてから原稿をセットしてください。
  • 両面原稿をスキャンするときは、スキャン範囲の指定はできません。


原稿の向きを自動的に検知する(ネットワークスキャン)

ADFにセットした原稿の向きが自動的に検知されるように設定することができます。ADFからスキャンした原稿はコンピュータの画面上で正立して表示されます。

  1. Color Network ScanGearの画面の[メイン]ページで、[原稿向き自動補正]にチェックマークを付けます。

Color Network ScanGearの画面の起動方法の詳細は「スキャナドライバを起動する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

スキャンを実行すると、原稿の向きが検知され、スキャンした画像がコンピュータの画面上で正立するように自動的に回転されます。



原稿を置く向きを設定する(ネットワークスキャン)

ADFからスキャンした原稿がコンピュータの画面上で正立して表示されるように、あらかじめADFに原稿を置く向きを設定することができます。

  1. Color Network ScanGearの画面の[メイン]ページで、[原稿向き設定]をクリックします。

Color Network ScanGearの画面の起動方法の詳細は「スキャナドライバを起動する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

[原稿向き設定]ダイアログボックスが表示されます。

  1. [送り方向]で原稿をADFに置く向きを指定します。

両面原稿を読み取るときは、さらに[開き方向]で両面原稿を開く方向を指定します。

  1. 設定が終わったら、[OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。


スキャンする範囲を指定する(ネットワークスキャン)

原稿台からスキャンする場合は、スキャン画像をプレビュー領域に表示させてからスキャンする範囲を指定できます。
スキャンする範囲は、以下のように指定します。

  1. Color Network ScanGearの画面を表示して、[メイン]ページの[原稿のセット方法]で[原稿台]を選択します。

Color Network ScanGearの画面の起動方法の詳細は「スキャナドライバを起動する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

  1. [プレビュー]をクリックして、プレビュー領域に画像を表示します。
  1. ツールバーの[領域選択]をクリックします。

プレビュー領域内のマウスカーソルが十字の形になり、スキャンする範囲を指定できるようになります。

  1. 指定する範囲(四角形)の1つの頂点から対角の頂点までドラッグします。

指定した範囲に対して、次のことが行えます。

  • 指定した範囲をドラッグして移動させたり、枠線上のハンドル(■)をドラッグして範囲の大きさを変更することができます。
  • 範囲の指定を解除する場合は、指定した範囲の外をクリックします。

指定した範囲が点線で囲まれます。

  • [スキャン領域]ダイアログボックスでスキャンする範囲を指定することもできます。プレビュー領域上を右クリックして[スキャン領域]を選択すると、[スキャン領域]ダイアログボックスが表示されます。この場合はスキャンする寸法の数値を入力し[OK]をクリックしてください。
  • ADFを使用してスキャンする場合は、プレビュー画像を表示できませんが、[スキャン領域]ダイアログボックスでスキャン範囲を数値で指定したり、指定する範囲がおおよその位置でよい場合は画像が表示されていないプレビュー領域内をマウスでドラッグして指定することができます。
  • 両面原稿スキャン時、[原稿向き自動補正]がオンのときは、スキャンする範囲を指定できません。


いろいろな設定一覧(ネットワークスキャン)

本製品では以下のような設定を行うことができます。
設定項目の詳細は、各設定項目があるページまたはダイアログボックスでヘルプを表示させて、参照してください。


  • 基本的な設定
設定内容 設定方法
画像のカラーモードを設定する [メイン]ページの[カラーモード]で指定します。
スキャンするときの解像度を設定する [メイン]ページの[解像度]で指定します。
スキャンする原稿のサイズを設定する [メイン]ページの[原稿サイズ]で指定します。
  • 画像処理に関する設定
設定内容 設定方法
濃度を調整する [メイン]ページの[濃度調整]で[手動]を選択したあと、[濃度]のスライダを動かして調整します。
画像の色を反転させる [オプション]ページの[ネガポジ反転]で[する]を選択します。
画像を水平(左右)反転させる [オプション]ページの[鏡像]で[する]を選択します。
画像を回転させる [オプション]ページの[画像回転]で回転角度を選択します。
フルカラースキャン時に、明るさ、コントラスト、ガンマを設定する [オプション]ページの[チャンネル]で設定したい色を選択したあと、[明るさ]、[コントラスト]、[ガンマ]のスライダを動かして調整します。
  • ADFを使ってスキャンするときの設定
設定内容 設定方法
ADFにセットした原稿を正立でスキャンする [メイン]ページの[原稿向き自動補正]チェックボックスをオンにします。または、[メイン]ページの[原稿向き設定]をクリックして[原稿向き設定]ダイアログボックスを表示させ、原稿を置く向きや両面原稿の開き方向を設定します。