文字セット・フォントパターンについて |
2バイトコード(漢字コード)の中で、IBM5577では未定義の領域に本製品専用の文字パターンが割り当てられている部分があります。このため、この部分のコードを印字させると、IBM5577ではスペースになりますが、本エミュレーションモードでは特定の文字パターンが印字されます。
IBM5577では、1バイトコード文字(ANK文字)のフォントと文字ピッチはそれぞれ独立して設定されます。本エミュレーションモードでは、明朝体10cpiフォントおよび12cpiフォントを選択しているときに文字ピッチが12cpiより狭く設定されると、自動的に明朝体15cpiフォントが選択されます。
日本語モードのエミュレーションでは、エリート、DPゴシック、クーリエではカタカナフォントを持っていないため、エリートのカタカナは明朝12cpi、DPゴシック、クーリエのカタカナは明朝10cpiを使用しています。
有効印字領域の右端付近に右マージンが設定されているとき、文字フォントの幅より文字ピッチが小さい場合に印字領域付近の文字が1文字印字されない場合があります。
IBM5577の日本語モードでは、エリート、DPゴシック、クーリエを文字フォントの幅より小さい文字ピッチで印字するとフォントの端が欠けますが、本エミュレーションモードでは文字が重なって印字されます。
1ページ中で使用できる文字フォントの数は、最大128種類です。このフォントの数には、文字修飾のデータも含まれます。また、スケーラブルフォントの場合は、文字サイズが異なると別フォントとして数えられます。 |