文字/背景のコントラスト調整

地紋印字を設定してプリントする場合の文字と背景のコントラスト値を設定することができます。
「地紋印字」機能については、「背景に隠れた文字列をつけてプリントする(地紋印字)」を参照してください。

[文字/ 背景のコントラスト調整]では次の値を設定します。

  • 相対コントラスト値:文字と背景のコントラストを調節します。
  • 基準値の設定:文字の濃度を設定します。
  • 潜像部の濃度:背景の濃度を設定します。

おことわり
  • サンプルプリントを行うときは、A3またはA4、レジャー(11 × 17)、レターの普通紙または厚紙をセットしてください。
  • [文字を白抜きにする]を選択していない場合、基準値の設定は背景の濃度を、潜像部の濃度は文字の濃度を設定します。

  1. (初期設定/登録)→[調整/クリーニング]→[文字/背景のコントラスト調整]を押します。

文字/背景のコントラスト調整は、ボックス機能の応用モードにある[地紋印字]から設定することもできます。

  1. [サンプルプリント]を押します。


  • [プリント設定]を押して各項目を設定したあと、[OK]を押します。

背景模様、印字サイズ、文字列の向きや白抜きの設定ができます。


  1. サンプルプリントに使用する用紙を選択したあと、[プリント開始]を押します。

サンプルプリントが出力されます。

  • サンプルプリントの印刷結果には、相対コントラスト値ごとの背景と文字を組み合わせた印字サンプルが印刷されます。
  • サンプルプリントで、枠囲みされた部分が現在設定されている相対コントラスト値での出力サンプルです。
  1. サンプルプリントをコピーし、地紋印字設定の結果を確認します。

相対コントラスト値を変更しない場合は、手順8に進みます。

  1. サンプルプリントとコピー結果から、[][]を押して最適な印字サンプルの値を相対コントラスト値として設定します。

  • 相対コントラスト値は、基準値の設定と現在の潜像部の濃度の差をサンプル印字を見ながら調整してください。
  • 相対コントラスト値を大きくすると、文字の濃度が濃くなり、小さくすると濃度が薄くなります。[文字を白抜きにする]を設定していない場合は、相対コントラスト値を大きくすると背景の濃度が濃くなり、小さくすると濃度が薄くなります。
  • 相対コントラスト値の設定範囲は、基準値の設定により次のようになります。
    基準値 相対コントラスト値
    1 0~+7
    4 -4~+7
    8~56 -7~+7
    60 -7~+4
    64 -7~0

  • [基準値の設定]→[サンプルプリント]を押します。
  • サンプルプリントに使用する用紙を選択したあと、[プリント開始]を押します。

基準値サンプルプリントが出力されます。

  • 印刷結果から、外側の四角と内側の四角の濃度が最も均一な地紋イメージの数値を[-][+]を押して設定します。
  • 基準値の値を大きくすると、文字の濃度が濃くなり、小さくすると濃度が薄くなります。[文字を白抜きにする]を選択していない場合、基準値の値を大きくすると背景の濃度が濃くなり、小さくすると濃度が薄くなります。
  • 相対コントラストのサンプルプリントの調整範囲を変更するときにも、[基準値の設定]を実行します。

  • [潜像部の濃度]を押したあと、[-][+]を押して設定します。
  • 基準値を変更した場合、基準値サンプルプリントで、その基準値で設定した内側の四角の濃度へ近づくように[潜像部の濃度]を調整します。
  • 基準値サンプルプリントで最も均一な地紋イメージとは異なる文字濃度にする場合、[潜像部の濃度]も文字濃度に近い濃度に調整する必要があります。
  • [潜像部の濃度]の値を大きくすると、背景の濃度が濃くなり、小さくすると薄くなります。[文字を白抜きにする]を選択していない場合、[潜像部の濃度]の値を大きくすると文字の濃度が濃くなり、小さくすると薄くなります。

  1. 基準値と潜像部の濃度を変更した場合、手順3~6を実行し、相対コントラスト値を調整します。

変更しなかった場合は手順8へ進みます。

  1. [OK]を押します。
  • [文字/ 背景のコントラスト調整]で変更した設定内容は、次に設定を変更するまで保存されます。