スケーリング設定命令(SC)

スケーリングポイントP1、P2にユーザユニットの値を割り当ててユーザユニットの座標系を設定します。


JIS SC《X最小値(i),X最大値(i),Y最小値(i),Y最大値(i)》;

16進数 53h 43h《X最小値(i)2Ch X最大値(i)2Ch Y最小値(i)2Ch Y最大値(i)》3Bh

《X最小値(i)》《X最大値(i)》《Y最小値(i)》《Y最大値(i)》
X、Yの最小値をスケーリングポイントP1の座標、X、Yの最大値をP2の座標値に割り当てます。それぞれの最小値および最大値によって、ユーザユニットが決定されます。
パラメータを省略すると、初期状態(スケーリングが行われていない状態)に戻ります。
この場合は、以降のプロット命令はプロッタユニットで実行されます。

本命令で設定された座標系は、スケーリングポイントP1、P2の範囲だけではなく、作図範囲すべてに使用できます。
また、スケーリングは、P1、P2の位置や範囲を変更すると、新しいP1、P2に対して再設定されます。

本命令の後、次の命令はユーザユニットで処理されます。
  • 絶対座標/相対座標円弧プロット命令AA/AR
  • 円プロット命令CI
  • 絶対座標/相対座標長方形プロット命令EA/ER
  • 扇形プロット命令EW
  • 塗りつぶし選択命令FT
  • ペン移動命令(絶対座標/相対座標)PA/PR
  • 絶対座標/相対座標長方形塗りつぶし命令RA/RR
  • 扇形塗りつぶし命令WG
なお、メニューの拡張グループの「エンハンスモード」を[ON]に設定している場合は、次の命令もユーザユニットで処理されます。
  • ウィンドウ設定命令IW

P1とP2入力命令 IP
座標系スケーリングポイント