初期設定/登録

本製品を使いかたにあわせて設定する「初期設定/登録」について説明しています。



初期設定/登録画面の操作の流れ

初期設定/登録では本製品のさまざまな設定を使用する条件や環境にあわせて変更することができます。


おことわり
  • SSO-Hのログインサービスによる認証を設定しているとき、ユーザタイプが一般ユーザの場合はシステム管理設定モードを操作することができません。
  • SSO-Hのログインサービスによる認証を設定しているとき、ユーザタイプが管理者の場合はシステム管理設定モードを操作することができます(システム管理部門IDとシステム管理暗証番号を入力するダイアログボックスが表示されたときは、該当項目を入力してください)。
  • 初期設定/登録で設定した内容は、(リセット)を押しても変更されません。

  1. (初期設定/登録)を押します。

初期設定/登録画面が表示されます。

  1. 初期設定/登録画面から設定の種類を選択します。

システム管理設定を選択するときにシステム管理部門IDとシステム管理暗証番号が設定されている場合は、[システム管理設定]を押したあとにシステム管理部門IDと暗証番号を(テンキー)で入力して(認証)を押します。

  1. 設定するモードを選択します。

各キーを押して設定できる内容は、「初期設定/登録一覧表」を参照してください。

  • 共通仕様設定、調整/クリーニング、システム管理設定は、いくつかの項目にわかれています。[][]を押して、目的の項目を選択してください。

  1. 項目を設定したあと、[OK]を押します。

指定したモードが設定されます。

  1. 基本画面に戻るまで[閉じる]を押していきます。


初期設定/登録一覧表

仕様設定で登録/設定できる項目を以下に示します。(*マークは工場出荷時の設定です。)
本カテゴリに記載されていない設定方法については、下記を参照してください。


初期設定/登録画面


システム管理設定画面

  • 共通仕様設定
初期設定/登録項目 設定項目 機器情報
配信項目
機能の表示設定 ×

初期機能と機能順序の設定

ボックス*、プリント、MEAP

システム状況画面を初期画面にする

ON*、OFF

システム状況の初期画面を設定する

プリント、デバイス*
オートクリア後の機能 復帰する*、復帰しない
ブザーのON/OFF 入力音:ON*、OFF
入力無効音:ON、OFF*
補給予告音:ON、OFF*
警告音:ON*、OFF
ジョブ終了音:ON*、OFF
用紙残量メッセージ表示 ON*、OFF ×
インチ入力 ON、OFF*
カセットオート選択のON/OFF
  • プリンタ(ON*、OFF)
  • ボックス、その他(手差し:ON、OFF*、その他の給紙箇所:ON*、OFF)
×
封筒カセットの登録*1 ENV.1: 洋形4号*、Monarch、DL、ISO-B5、ISO-C5、COM10
ENV.2: 洋形4号、Monarch、DL、ISO-B5、ISO-C5、COM10*
×
用紙種類の登録 普通紙*、再生紙、色紙、パンチ済み紙 ×
用紙選択画面の優先表示 簡易*、詳細 ×
スリープ時の消費電力 少ない*、多い
排紙トレイの設定*1 コピートレイ・J1装着時
  • トレイA:ボックス*、プリンタ、その他
  • トレイB:ボックス、プリンタ*、その他*
インナー2ウェイトレイ・D1装着時
  • トレイA:ボックス*、プリンタ、その他
  • トレイB:ボックス、プリンタ*、その他*
インナー2ウェイトレイ・D1+コピートレイ・J1装着時
  • トレイA:ボックス*、プリンタ、その他
  • トレイB:ボックス、プリンタ*、その他
  • トレイC:ボックス、プリンタ、その他*
フィニッシャー・S1+フィニッシャー用追加トレイ・B1装着時
  • トレイA:ボックス*、プリンタ、その他
  • トレイB:ボックス、プリンタ*、その他*
フィニッシャー・S1+コピートレイ・J1装着時
  • トレイA:ボックス*、プリンタ*、その他
  • トレイB:ボックス、プリンタ、その他*
フィニッシャー・S1+フィニッシャー用追加トレイ・B1+コピートレイ・J1装着時
  • トレイA:ボックス*、プリンタ、その他
  • トレイB:ボックス、プリンタ*、その他
  • トレイC:ボックス、プリンタ、その他*
フィニッシャー・AE1/サドルフィニッシャー・AE2+バッファパスユニット・E2装着時
  • トレイA:ボックス*、プリンタ、その他
  • トレイB:ボックス、プリンタ*、その他
  • トレイC:ボックス、プリンタ、その他*
  • トレイ基本位置:トレイA*、トレイB、指定しない
トレイの優先度設定:トレイA*、トレイB、指定しない
×
プリント優先順位 プリンタ:1*、2、3
ボックス:1、2*、3
その他:1、2、3*
イメージ合成のフォーム登録 消去、チェックコピー、詳細情報 ×
ページ印字/スタンプの文字列登録 登録、編集、消去
手差し封筒種指定 ON、OFF*
手差し用紙の標準モード登録 ON、OFF* ×
給紙方法切替 スピード優先*、プリント面優先 ×
ローカルプリントの標準モード ×

用紙選択

自動用紙選択*、給紙位置選択

プリント部数

1部*~9999部

仕上げ

フィニッシャ非装着時、インナー2ウェイトレイ・D1装着時
  • ソート*、回転ソート、グループ、回転グループ
フィニッシャー・S1装着時
  • ノンソート、ソート、シフトソート*、グループ、シフトグループ、ステイプル(コーナー)
フィニッシャー・S1+インナーパンチャーキット・Q1装着時
  • ノンソート、ソート、シフトソート*、グループ、シフトグループ、ステイプル(コーナー)、パンチ穴
フィニッシャー・AE1/サドルフィニッシャー・AE2+バッファパスユニット・E2装着時
  • ノンソート、ソート、シフトソート*、グループ、シフトグループ、ステイプル(コーナー(左上、左下、右上、右下)、ダブル(左、右))
フィニッシャー・AE1/サドルフィニッシャー・AE2+バッファパスユニット・E2+ パンチャーユニット・L1装着時
  • ノンソート、ソート、シフトソート*、グループ、シフトグループ、ステイプル(コーナー(左上、左下、右上、右下)、ダブル(左、右))、パンチ穴

両面プリント

ON、OFF*

プリント後文書消去

ON、OFF*

文書結合

ON、OFF*
表示言語の切替 ON、OFF* ×
画面色反転 ON、OFF* ×
ジョブ間シフト*1 ON*、OFF
ジョブ間仕切紙 ON、OFF*
部数間仕切紙 ON、OFF* ×
プリント待ち時間表示 ボックス:ON、OFF*
その他:ON、OFF*
×
部数/待ち時間の状況表示 ON*、OFF ×
排紙トレイの用紙混載*1 ON*、OFF
機能制限モード*1 ON、OFF*
シャットダウンモード 実行キー ×
共通仕様設定の初期化 初期化 ×

* マークは工場出荷時の設定です。
*1 オプション装着時に表示される項目です。
  • タイマー設定
初期設定/登録項目 設定項目 機器情報
配信項目
時刻微調整 00:00~23:59(1分間隔) ×
オートスリープタイム 10秒、1*、2、10、15、20、30、40、50分、1時間、90分、2、3、4時間
オートクリアタイム 0分(なし)、1~9分(1分間隔)・2分*
静音モード移行時間 0分(なし)、1~9分(1分間隔)・1分*
ウイークリータイマーの設定 日~土曜まで00:00~23:59(1分間隔)

* マークは工場出荷時の設定です。
  • 調整/クリーニング
初期設定/登録項目 設定項目 機器情報
配信項目
中とじ針頭出し*1 開始キー ×
中とじ位置変更*1 位置:- 2.0 mm ~+ 2.0 mm(0.25mm間隔)・0 mm* ×
クリープ(ずれ)補正量の調整 補正量(各用紙種類ごと):
0.00 ~ 2.00mm(0.05mm 間隔)・0.25mm*
×
文字/背景のコントラスト調整*1 相対コントラスト値:- 7~+7・-1*、サンプルプリント、プリント設定
基準値の設定:1~64(4刻み)・20*
潜像部の濃度:1~36・7*
初期化
×

* マークは工場出荷時の設定です。
*1 オプション装着時に表示される項目です。
  • レポート出力
初期設定/登録項目 設定項目 機器情報
配信項目
リストプリント ネットワーク:ユーザデータリスト
プリンタ:LIPS/エミュレーション
×

  • システム管理設定
初期設定/登録項目 設定項目 機器情報
配信項目
システム管理者情報の設定
システム管理部門ID 最大7桁
システム管理暗証番号 最大7桁
システム管理者名 半角32文字、全角16文字
メールアドレス 半角64文字
連絡先 半角32文字、全角16文字
コメント 半角32文字、全角16文字
部門別ID管理
部門別ID管理 ON、OFF*
暗証番号の登録 登録、編集、消去、ファンクション制限
カウント管理 クリア、カウントプリント、オールクリア ×
ID不定プリンタジョブの許可 ON*、OFF
リモートUIのON/OFF ON*、OFF
  • SSLを使用:ON、OFF*
○*3
デバイス情報の設定
デバイス名 半角32文字、全角16文字 ×
設置場所 半角32文字、全角16文字 ×
掲示板の消去 消去 ×
日付/時刻設定 設定(12桁の数字)
タイムゾーン:GMT-12:00~GMT+12:00・GMT+ 09:00*
サマータイム:ON、OFF*
×
ライセンス登録 半角24文字 ×
部数印字拡張の設定 ON、OFF*
  • ID/ユーザ名:ON、OFF*
  • 日付:ON、OFF*
  • 文字:ON、OFF*
システム状況画面の制限
認証前のジョブ状況の表示 ON*、OFF ×
プリント状況からセキュアプリントを許可 ON、OFF* ×
ジョブ履歴の表示 ON*、OFF
  • 管理ソフトからのジョブ履歴取得:許可する、許可しない*
×
MEAP設定
HTTPを使用 ON*、OFF
  • SSLを使用:ON、OFF*
○*3
システム情報のプリント プリント ×
機器情報配信の設定
配信先の登録 自動検索/登録、登録、詳細情報、消去、リストプリント
自動配信設定 毎日指定、曜日指定、指定しない*
手動配信 初期設定/登録の設定値:ON、OFF*
  • ネットワーク設定:含む、含まない*
部門ID:ON、OFF*
プリンタ仕様設定:ON、OFF*
用紙情報:ON、OFF*
配信元による受信制限 ON*、OFF
データの復帰 初期設定/登録の設定値、部門ID、プリンタ仕様設定、用紙情報
機能毎受信制限 初期設定/登録の設定値:ON*、OFF
部門ID:ON*、OFF
プリンタ仕様設定:ON*、OFF
用紙情報:ON*、OFF
通信履歴 詳細情報、リストプリント、レポート設定
  • 100通信で自動プリント:ON*、OFF
  • 指定時刻プリント:ON、OFF*
  • 指定時刻:00:00~23:59
  • 種別で分離:する、しない*
全データ/設定の初期化 初期化 ×
ID/ユーザ名表示のON/OFF ON*、OFF ×
USB設定
USBデバイスを使用 ON*、OFF
USBホストを使用 ON*、OFF
暗号化セキュアプリント設定*1
暗号化セキュアプリントジョブのみを受付 ON、OFF*
機密情報入力時の伏せ字表示のON/OFF ON*、OFF
地紋印字モード*1
強制地紋印字 ボックス:設定しない*、設定する
プリンタ:設定しない*、設定する
プリンタドライバ地紋印字 設定しない*、設定する
用紙種類の管理設定 詳細/編集
  • 名称、種別、坪量、特徴、表面性、クリープ(ずれ)補正量の調整、色
複製、消去 ×
ページ記述言語選択(プラグ&プレイ) LIPS IV、LIPS LX* ×
ユーザボックス一括設定
文書の自動消去までの時間 0 =なし、1、2、3、6、12時間、1、2、3*、7、30日 ×
プリンタドライバから保存時のプリント ON、OFF* ×
プリンタジョブの制限 ON、OFF*
暗号化PDFのパスワード消去*1 消去 ×

* マークは工場出荷時の設定です。
*1 オプション装着時に表示される項目です。
*3 SSLを使用:×
  • ボックス仕様設定
初期設定/登録項目 設定項目 機器情報
配信項目
ユーザボックスの設定/登録 ボックスNo.:00~99
名称:半角24文字、全角12文字以内
暗証番号:7桁まで
文書の自動消去までの時間:0=なし、1、2、3、6、12時間、1、2、3*、7、30日
プリンタドライバから保存時のプリント:ON、OFF*
初期化
○*4

* マークは工場出荷時の設定です。
*4 暗証番号が設定されているボックス、初期化:×

おことわり
  • SSO-Hのログインサービスによる認証を設定しているとき、ユーザタイプが一般ユーザの場合はシステム管理設定モードを操作することができません。
  • SSO-Hのログインサービスによる認証を設定しているとき、ユーザタイプが管理者の場合はシステム管理設定モードを操作することができます(システム管理部門IDとシステム管理暗証番号を入力するダイアログボックスが表示されたときは、該当項目を入力してください)。
  • ○:機器情報配信対象
  • ×:機器情報配信対象外


各機能に共通の仕様を設定する(共通仕様設定)

プリントやボックスなどの各機能に共通する仕様の設定をします。



初期画面を設定する

電源を入れたときやオートクリア後に表示する画面の設定をします。


  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[機能の表示設定]を押します。
  1. 各項目を設定したあと、[OK]を押します。


  • [設定]を押します。
  • 機能切替キーを選択します。

選択した機能の画面を初期画面に設定する場合は、[初期機能にする]を押します。

  • [MEAP]を初期画面に設定した場合は、多少、起動に時間がかかります。また、MEAPアプリケーションが1つもインストールされていない場合は、それを表すメッセージが表示されます。
  • [上へ]または[下へ]を押したあと、[次へ]を押します。

  • 機能グループを選択します。
  • [上へ]または[下へ]を押したあと、[OK]を押します。


  • [システム状況画面を初期画面にする]の[OFF]を押します。

  • [設定]を押します。
  • 状況の種類を選択したあと、状況/履歴を選択します。

  • [OK]を押します。


オートクリア後の表示画面を設定する

オートクリアしたあとに、初期機能で設定した機能の画面を表示させるかどうかを設定します。


おことわり

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[オートクリア後の機能]を押します。
  1. [復帰する]または[復帰しない]を選択したあと、[OK]を押します。

選択する項目

[復帰する]: オートクリア後、「初期機能」で設定した機能の画面を表示させます。例えば、「初期機能」で「システム状況画面」を指定した場合、ボックス機能を設定中の画面などでオートクリアするとシステム状況画面に戻ります。
[復帰しない]: オートクリア前の機能の画面に戻ります。例えば、「初期機能」で「システム状況画面」を指定した場合でも、ボックス機能を設定中の画面などでオートクリアするとボックス選択画面に戻ります。


ブザーを設定する

次に示す5種類のブザーを必要に応じてON/OFFできます。それぞれのブザーは次の状態で鳴ります。

  • 入力音:操作部上のキーやタッチパネルディスプレイ上のキーを押したとき
  • 入力無効音:操作部やタッチパネルディスプレイ上の無効なキーを押したとき、または入力制限文字数を超えたとき
  • 補給予告音:トナーが残り少なくなったとき
  • 警告音:機械にトラブル(紙づまり、誤操作など)が発生したとき
  • ジョブ終了音:ジョブが終了(排紙終了、ステイプル終了など)したとき

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[ブザーのON/OFF]を押します。
  1. 各ブザーの[ON]または[OFF]をそれぞれ選択したあと、[OK]を押します。


用紙残量を表示するかどうか設定する

カセットにセットされている用紙の残量が、残り少なくなったことを示すメッセージを表示するかどうかを設定します。


  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[用紙残量メッセージ表示]を押します。
  1. [ON]または[OFF]を選択したあと、[OK]を押します。


インチ入力をするかどうか設定する

数値入力を行うモードの画面でインチ入力キーを表示させることができます。


おことわり
  • インチ入力を「ON」に設定した場合でも、[mm入力へ]を押すと数値をmm単位で入力することができます。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[インチ入力]を押します。
  1. [ON]または[OFF]を選択したあと、[OK]を押します。


カセットオート選択のON/OFFを設定する

自動用紙選択とオートカセットチェンジの対象となる給紙箇所を各段ごとに設定することができます。また、この設定はそれぞれの機能ごとに設定できます。機能ごとに給紙箇所を使い分ける場合に設定してください。


おことわり
  • 「ON」に設定した給紙箇所は、次の機能の選択時に対象となります。
  • 自動用紙選択:プリント時に自動的に適切な用紙(給紙箇所)を選ぶ機能です。
  • オートカセットチェンジ:連続プリント中に給紙箇所の用紙がなくなった場合に、同じサイズの用紙がセットされている他の給紙箇所から自動的に給紙する機能です。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[カセットオート選択のON/OFF]を押します。
  1. [プリンタ]、[ボックス]または[その他]を選択します。

[その他]は、レポート出力時に対象となるカセットの設定を行います。

  1. 各給紙箇所について[ON]または[OFF]を選択したあと、[OK]を押します。

選択する項目

[ON]: 給紙箇所をオート選択の対象にします。
[OFF]: 給紙箇所をオート選択の対象にしません。

給紙箇所の各番号はそれぞれ以下の場所を示しています。


2段カセットペディスタル・Y3+サイドペーパーデッキ・Q1装着時

  • 手差し以外の給紙箇所をすべて「OFF」に設定することはできません。
  • 手順2で[プリンタ]を選択した場合、は表示されません。


封筒カセットを登録する

封筒カセットにどの規格の封筒をセットするかを登録します。用紙カセットを封筒カセットとして使用する場合には、必ずここに示すように登録を行ってください。


おことわり
  • オプションの封筒カセット・C2を装着していない場合は、封筒カセットの登録を設定する必要はありません。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[封筒カセットの登録]を押します。
  1. [ENV.1]または[ENV.2]を押して、登録する封筒の種類を選択したあと[OK]を押します。
  • 封筒カセットで設定した用紙サイズ系列スイッチと封筒の種類は、同じものを選択してください。


給紙箇所の用紙種類を登録する

本製品にセットした用紙の種類を登録することができます。


おことわり
  • 用紙の種類は必ず正しく登録してください。特に厚紙など、特別な種類の用紙にプリントする場合は正しく登録されていないと画像不良が起こる可能性があり、定着器が汚れたり紙の巻きつきが発生したりして、担当サービスによる修理が必要になる場合もあります。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[用紙種類の登録]を押します。
  1. 用紙種類を登録する給紙箇所を選択します。

給紙箇所の各番号はそれぞれ以下の場所を示しています。



2段カセットペディスタル・Y3+サイドペーパーデッキ・Q1装着時

  1. セットする用紙種類を選択したあと、[OK]を押します。

登録した用紙種類と同じ種類の用紙をセットしてください。

  • 用紙種類の詳細については、「用紙について」を参照してください。
  • ここで設定した用紙種類は、各機能の用紙選択時に、下の画面のように表示されます。


用紙種類選択の簡易/詳細設定画面のどちらを優先するかを設定する(用紙選択画面の優先表示)

用紙サイズの選択画面から、用紙種類の選択画面を表示する際に、用紙種類の簡易設定画面を優先するか、詳細設定画面を優先するかを設定します。


  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[用紙選択画面の優先表示]を押します。
  1. [簡易]または[詳細]を選択したあと、[OK]を押します。


スリープ時の消費電力を設定する

スリープ状態のときの消費電力を設定することができます。


おことわり
  • 初期設定/登録のBMLinkSを使用が「ON」に設定されている場合は、完全なスリープ状態に移行しません。
  • インストールされているMEAPアプリケーションの種類や状態によっては、完全なスリープ状態に移行しないことがあります。
  • ネットワークを経由して、本製品の設定や状態などを閲覧または管理できるアプリケーションを利用している場合、完全なスリープ状態に移行しません。
  • USBケーブルでパソコンと接続している場合は完全なスリープ状態に移行しません。
  • 以下の状態の場合は、完全なスリープ状態に移行しません。
  • [Ethernetドライバ設定] (初期設定/登録のネットワーク設定)において<Ethernetの種類>を[1000Base-T]に設定している
  • IPSecセキュリティボードを装着し、[TCP/IP設定] (初期設定/登録のネットワーク設定)の [IPSec設定]において<IPSecを使用>が「ON」に設定されている

以下のいずれかの場合に本製品がスリープモードに入ると、消費電力を「少ない」に設定していても、「多い」に設定した場合と同じになります。
各機能の設定については、「ネットワーク」を参照してください。

  • USBケーブルを接続している場合
  • 動作中のジョブがある場合(レポートジョブを含む)
  • 初期設定/登録で以下の設定をしている場合

システム管理設定
ネットワーク設定 TCP/IP設定

NetWare設定

AppleTalk設定

SMB設定
DHCPが「ON」に設定されている

NetWareを使用が「ON」に設定されている

AppleTalkを使用が「ON」に設定されている

SMB印刷を使用がアクティブに設定されている

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[スリープ時の消費電力]を押します。
  1. [少ない]または[多い]を選択したあと、[OK]を押します。

選択する項目

[少ない]: スリープ時の消費電力は少なくなりますが、復帰時間は長くなります。
[多い]: スリープ時の消費電力は多くなりますが、復帰時間は短くなります。
  • [少ない]に設定したときは、操作部電源スイッチを押してからタッチパネルディスプレイが表示されるまで、10秒以上かかる場合があります。


機能ごとの排紙トレイを設定する

用紙排出先の各トレイを、どの機能の排紙トレイとして使用するかを設定します。

オプションの装着状態により、トレイA/B/Cの示す排紙トレイは異なります。


オプション装着状態 工場出荷時の設定 トレイA/B/C
コピートレイ・J1 トレイA:ボックス
トレイB:プリンタ、その他
インナー2ウェイトレイ・D1 トレイA:ボックス
トレイB:プリンタ、その他
インナー2ウェイトレイ・D1+コピートレイ・J1 トレイA:ボックス
トレイB:プリンタ
トレイC:その他
フィニッシャー・S1+フィニッシャー用追加トレイ・B1 トレイA:ボックス
トレイB:プリンタ、その他
フィニッシャー・S1+コピートレイ・J1 トレイA:ボックス、プリンタ
トレイB:その他
フィニッシャー・S1+フィニッシャー用追加トレイ・B1+コピートレイ・J1 トレイA:ボックス
トレイB:プリンタ
トレイC:その他
フィニッシャー・AE1/サドルフィニッシャー・AE2+バッファパスユニット・E2 トレイA:ボックス
トレイB:プリンタ
トレイC:その他
トレイ基本位置:トレイA

おことわり
  • 1つのトレイを、複数の機能の排紙先として設定することもできます。
  • 選択したトレイの順に排紙先の優先順位となります。優先順位は、「1」、「2」、「3」と表示されます。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[排紙トレイの設定]を押します。
  1. トレイA/B/Cに排紙する機能を選択したあと、[OK]を押します。


サドルフィニッシャー・AE2装着時

[その他]は、レポートをプリントする場合に選択します。

1つのトレイを、1つの機能のみの排紙先として設定する場合、その機能のみを選択します。

  • 複数のトレイを同じ機能の排紙先として設定した場合は、トレイの積載制限に達すると、自動的に排紙可能なトレイに排紙先が移ります。
  • フィニッシャー・S1とコピートレイ・J1を装着している場合に、ステイプルソートを設定してプリントするときは、排紙トレイの設定にかかわらずトレイAに出力されます。
  • フィニッシャー・S1とコピートレイ・J1を装着している場合に、フリーサイズ、封筒、はがき、厚紙、OHPフィルム、第2原図、ラベル用紙を選択してプリントするときは、排紙トレイの設定にかかわらずコピートレイ・J1以外の排紙トレイに出力されます。
  • インナー2ウェイトレイ・D1とコピートレイ・J1を装着している場合に、フリーサイズ、封筒、はがき、厚紙、OHPフィルム、第2原図、ラベル用紙を選択してプリントするときは、コピートレイ・J1を排紙先に設定した場合もコピートレイ・J1以外の排紙トレイに出力されます。

  • トレイ基本位置ドロップダウンリストを押して、ジョブ待機中の排紙トレイの基本位置を選択します。

選択する項目

[トレイA]: トレイAが排紙部に近くなります。
[トレイB]: トレイBが排紙部に近くなります。
[指定しない]: トレイの基本位置が設定されません。プリント動作が終了した位置で排紙トレイがとまります。


プリント優先順位を設定する

プリントの優先順位を設定できます。優先順位を高く設定した機能のジョブが、現在実行中のジョブの次に優先してプリントされます。


おことわり
  • 優先順位が高く設定されていても、現在出力中のジョブが終了するまでジョブはプリント開始されません。ただし、現在出力中のジョブが中断され待機中になった場合、待機中のジョブの設定によっては、優先順位が高く設定されている機能のジョブに限り、プリントが開始されることがあります。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[プリント優先順位]を押します。
  1. プリント優先順位を選択したあと、[OK]を押します。

[1]を選ぶと、最優先に設定されます。

[その他]は、レポートをプリントする場合に選択します。

MEAPアプリケーションからのPDLプリントはプリンタに、ローカルプリントはボックスに含まれます。

  • 複数の機能に対して同じ順位を設定したときは、プリント動作を早く始めた方からプリントします。


イメージ合成のフォームを登録する

イメージ合成のフォーム画像を登録すると、ボックスモードの「イメージ合成」機能を使用することができます。「イメージ合成」機能については、「画像を合成してプリントする(イメージ合成)」を参照してください。


おことわり
  • フォーム画像は、最大100枚まで登録することができます。ただし、ハードディスクの使用状況によって、登録できる枚数は異なります。


パソコンからの登録方法

イメージ合成のフォームを登録する手順は、以下のとおりです。


おことわり
  • イメージ合成のフォームを登録するにはLIPS IVプリンタドライバを使用してください。LIPS LXプリンタドライバからは登録できません。
  • お使いのOS、プリンタドライバの種類およびバージョンによって画面が異なることがあります。

  1. [ページ設定]ページを表示して、[ページオプション]をクリックします。

  1. [オーバレイ]ページを表示して、[フォームファイルを作成する]を選択し、[デバイス側に保存]を選択します。

  1. ファイル名を入力し、[OK]をクリックします。



フォーム画像の詳細情報を確認する

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[イメージ合成のフォーム登録]を押します。
  1. 詳細情報を確認するフォーム画像を選択したあと、 [詳細情報]を押します。
  1. 詳細情報を確認したあと、[閉じる]を押します。

フォーム画像の名称を変更するときは、[フォーム名を変更する]を押します。



フォーム画像の消去

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[イメージ合成のフォーム登録]を押します。
  1. 消去するフォーム画像を選択したあと、[消去]を押します。
  1. [はい]を押します。


ページ印字/スタンプの文字列を登録する

ページ印字/スタンプの文字列を登録することができます。ボックスモードの「ページ印字」、「スタンプ」、地紋印字の「スタンプ」機能を使用するとき、いつも同じ文字列を印字、またはスタンプする場合に便利です。「ページ印字」、「スタンプ」、地紋印字の「スタンプ」機能については、「ボックス」を参照してください。


おことわり
  • 文字列は、30件まで登録することができます。


ページ印字/スタンプの文字列の登録

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[ページ印字/スタンプの文字列登録]を押します。
  1. [登録]を押して文字列を入力したあと、[OK]を押します。
  1. [閉じる]を押します。


ページ印字/スタンプの文字列の編集

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[ページ印字/スタンプの文字列登録]を押します。
  1. 編集する文字列を選択したあと、[編集]を押します。
  1. 新しい文字列を入力したあと、[OK]を押します。
  1. [閉じる]を押します。


ページ印字/スタンプの文字列の消去

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[ページ印字/スタンプの文字列登録]を押します。
  1. 消去する文字列を選択したあと、[消去]を押します。
  1. [はい]を押します。
  1. [閉じる]を押します。


手差し封筒種指定を設定する

手差し用紙を指定する画面で[封筒]を選択したときに、封筒の種類を選択する画面を表示するかしないかの設定をします。


  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[手差し封筒種指定]を押します。
  1. [ON]または[OFF]を選択したあと、[OK]を押します。

自動的に洋形4号を選択するには、[OFF]を押します。

封筒の種類を選択する画面を表示させるには、[ON]を押します。



手差し用紙の標準モードを登録する

手差し用紙の標準モードを登録しておくと、カセットと同様に手差しトレイを利用することができます。手差しトレイにいつも同じサイズ、種類の用紙をセットする場合に便利です。


おことわり
  • 用紙の種類は必ず正しく登録してください。特に厚紙など、特別な種類の用紙にプリントする場合は正しく登録されていないと画像不良が起こる可能性があり、定着器が汚れたり紙の巻きつきが発生したりして、担当サービスによる修理が必要になる場合もあります。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[手差し用紙の標準モード登録]を押します。
  1. [ON]→[登録]を押します。

[OFF]を押した場合は、そのまま手順5へ進みます。

  1. 用紙サイズを選択します。

  • 「A/Bサイズ」から用紙を選択したあと、[次へ]を押します。
  • 定形サイズ(A/Bサイズ)の用紙を使用する場合でも、[フリーサイズ]を選択することができます。ただし、[フリーサイズ]を選択すると以下の機能は使用できません。
  • 仕上げ ・両面プリント ・表紙/合紙 ・表紙/仕切紙 ・製本
  • イメージ合成 ・ページ印字/部数印字 ・スタンプ/日付印字 ・地紋印字
  • インチサイズを選択する場合は、[インチサイズへ]を押します。

  • [フリーサイズ]を押します。
  • [次へ]を押します。

  • [封筒]を押します。

共通仕様設定(初期設定/登録)の手差し封筒種指定が「ON」の場合は、封筒の種類を選択したあと、[OK]を押します。

共通仕様設定(初期設定/登録)の手差し封筒種指定が「OFF」の場合は、封筒種類の選択はできません。[封筒]を押したときに、自動的に洋形4号が選択されます。

  • 封筒の種類は正しく選択してください。紙づまりの原因になることがあります。
  • [OK]を押したあと、手順5に進みます。

  • [はがき]を押します。
  • 郵便はがきの種類を選択したあと、[OK]を押します。
  • [OK]を押したあと、手順5に進みます。

  1. 用紙の種類を選択したあと、[OK]を押します。
  • A4またはレターサイズの用紙を設定したときのみ、OHPフィルムを選択することができます。
  1. [OK]を押します。


給紙方法の切り替えをする

本製品にセットする用紙の給紙方法を切り替えることができます。あらかじめロゴなどが印刷されている用紙を使用する場合に、給紙箇所の用紙向きを変更することなく片面プリント、両面プリントを行うことができます。


おことわり
  • 表裏や上下の向きを考慮する必要がある用紙(あらかじめロゴが印刷されている用紙など)をセットする給紙箇所は、[プリント面優先]に設定しておくことをおすすめします。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[給紙方法切替]を押します。
  1. 各給紙箇所について[スピード優先]または[プリント面優先]を選択したあと、[OK]を押します。

選択する項目

[スピード優先]: 片面プリント:
カセットでは上向き、サイドぺーパーデッキまたは手差しトレイでは下向きにセットされた面がオモテ面となります。
両面プリント:
カセットでは下向き、サイドぺーパーデッキまたは手差しトレイでは上向きにセットされた面がオモテ面となります。
[プリント面優先]: カセットでは下向き、サイドぺーパーデッキまたは手差しトレイでは上向きにセットされた面がオモテ面となります。

[プリント面優先]が設定されている給紙段は、オート用紙選択、オートカセットチェンジの設定は無効となります。また、片面プリント時のプリントスピードが遅くなります。



ローカルプリントの標準モードを設定する

プリント時の標準モードを設定することができます。ここで設定した内容は次の場合に適用されます。

  • ボックス内にある文書を、設定を変えずにそのままプリントする場合
  • ボックス内にある複数の文書を、文書結合してプリントする場合
  • パソコンからボックスに記録した文書を、プリント時に設定した内容をリセットしてプリントする場合

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[ローカルプリントの標準モード]を押します。
  1. 各モードを設定したあと、[閉じる]を押します。

表示される項目

[用紙選択]: 用紙を選択します。
[プリント部数]: 部数を設定します。部数は1~9999部まで設定できます。
[仕上げ]: ソートの種類を選択します。
[両面プリント]: 両面プリントをするかどうか設定します。
[プリント後文書消去]: プリントしたあとに文書を消去するかどうか設定します。
[文書結合]: 複数の文書を選択したときに文書結合をするかどうか設定します。


表示言語の切り替えをする

画面に表示される言語を日本語以外の言語に切り替えることができます。


おことわり
  • 表示言語の切替を「ON」に設定すると、入力できる文字が制限されます。すべての文字入力を行えるようにする場合は、「OFF」に設定してください。
  • 表示言語を切り替えても、一部切り替わらない表示もあります。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[表示言語の切替]を押します。
  1. [ON]を押して、表示言語を選択したあと、[OK]を押します。

表示言語の切り替えをしない場合は、[OFF]を押します。

[常に切替キーを表示]を押すと、[システム状況/中止]のとなりに、[表示言語の切替]へのショートカットを表示することができます。

  • 表示言語を切り替えた場合、一部の機能のメッセージなどが切り替えた言語で正しく表示されないことがあります。このような場合は、電源を入れなおしてください。主電源スイッチを入れなおす方法は、「お使いになる前に」を参照してください。
  • ログインサービスにSSO-Hを設定している場合、Active Directoryの言語設定と本製品の表示言語の設定内容が異なると、電子メールの送信先に送信者のフルネームが表示されません。


画面色反転を設定する

「ON」に設定すると、タッチパネルディスプレイの色調を変更することができます。画面の明るさを調整しても表示が見づらい場合など、ご利用にあわせて設定してください。


  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[画面色反転]を押します。
  1. [ON]または[OFF]を選択したあと、[OK]を押します。

選択する項目

[ON]: タッチパネルディスプレイの画面色を反転表示します。
[OFF]: タッチパネルディスプレイの画面色を通常表示します。


ジョブ間シフトを設定する

ジョブ間シフトとは、複数のジョブをプリントしたときにジョブごとに仕分けする機能です。複数のジョブをプリントする場合に、仕分けし忘れることを防ぐことができます。


おことわり
  • ジョブ間シフトは、オプションのフィニッシャを装着している場合のみ表示されます。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[ジョブ間シフト]を押します。
  1. [ON]または[OFF]を選択したあと、[OK]を押します。


ジョブ間仕切紙を設定する

プリントジョブの先頭ページに指定した給紙段の用紙を挿入します。複数のジョブをプリントする場合に、プリントした文書を仕分けることができます。


おことわり
  • 製本または中とじを設定している場合は、ジョブ間仕切紙は挿入されません。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[ジョブ間仕切紙]を押します。
  1. [ON]または[OFF]を選択します。

  • [用紙選択]を押して仕切紙の給紙箇所を選択したあと、[OK]を押します。
  • [OK]を押します。

  • [OK]を押します。


部数間仕切紙を設定する

ソート、シフトソート、またはステイプルソートを設定しているとき、指定した部数を出力したあと、指定した給紙段の用紙を挿入します。プリントした文書を仕分けることができます。


おことわり
  • 回転ソート、ノンソート、グループ、グループソート、製本、中とじを設定している場合は、部数間仕切紙は挿入されません。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[部数間仕切紙]を押します。
  1. [ON]または[OFF]を選択します。

  • [用紙選択]を押して仕切紙の給紙箇所を選択したあと、[OK]を押します。
  • (テンキー)で、部数を入力します。
  • [OK]を押します。

  • [OK]を押します。


プリント待ち時間表示を設定する

プリント待ち時間表示を「ON」にすると、ジョブに必要な時間(プリント待ち時間)を1分単位で表示できます。


おことわり
  • プリント待ち時間は、プリント中に表示される画面で「出力時間」として表示されます。本製品の状態により、誤差が生じることがあります。
  • 待ち時間が1分以下の場合は、待ち時間表示を「ON」にしていても表示されません。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[プリント待ち時間表示]を押します。
  1. [ボックス]および[その他]の[ON]または[OFF]をそれぞれ選択したあと、[OK]を押します。


プリントジョブ終了予測時間を表示する

ジョブ/プリント状況表示部に、出力部数と実行中のジョブが終了するまでの予測時間を表示できます。


おことわり
  • ジョブ/プリント状況表示部に表示される終了予測時間は、本製品の状態により、誤差が生じることがあります。
  • 終了予測時間が1 分以下の場合、予測時間は表示されません。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[部数/ 待ち時間の状況表示]を押します。
  1. [ON]または[OFF]を選択したあと、[OK]を押します。


排紙トレイの用紙混載を設定する

排紙トレイに異なるサイズの用紙を一緒に積載するかしないかの設定をします。


おことわり
  • 排紙トレイの用紙混載は、オプションのフィニッシャを装着している場合のみ表示されます。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[排紙トレイの用紙混載]を押します。
  1. [ON]または[OFF]を選択したあと、[OK]を押します。

[OFF]に設定したときに、「排紙トレイの紙を取り除いてください。」と表示された場合は、排紙トレイの用紙を取り除くとプリントされます。

文書サイズ混載とステイプルソートを組み合わせたときは、排紙トレイの用紙混載の設定に関わらず、ステイプルソートされます。

  • コピートレイ・J1またはバッファパスユニット・E2に排紙する場合、[OFF]に設定しても、[ON]に設定したときと同じように異なるサイズの用紙が一緒に積載されます。
  • [OFF]に設定しても、排紙トレイ上の用紙枚数が少量のときは、[ON]に設定したときと同じように異なるサイズの用紙が一緒に積載される場合があります。


機能制限モードを設定する

フィニッシャのシフトやステイプルソートを設定してプリントするときに何度も失敗する場合は、フィニッシャのシフトやステイプルソートの機能を一時的に使用しないように設定することができます。

また、サービスコール画面から一時的な処置として機能制限モードを設定した場合も、本設定を「OFF」にすることで機能制限を解除できます。ただし、エラーの原因が解決されていない場合は、再びサービスコールが表示されます。(→「サービスコール表示」)


おことわり
  • 機能制限モードは、オプションのフィニッシャを装着している場合のみ表示されます。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[機能制限モード]を押します。
  1. [ON]または[OFF]を選択したあと、[OK]を押します。
  • 設定は、本製品の主電源スイッチを入れなおしたあと有効になります。主電源スイッチを入れなおす方法は、「お使いになる前に」を参照してください。


共通仕様設定を初期化する

共通仕様設定の内容を、工場出荷時の設定に戻します。


おことわり
  • 共通仕様設定(初期設定/登録)の表示言語の切替を「ON」に設定して言語を切り替えているときに共通仕様設定を初期化した場合、設定は「OFF」(工場出荷時)に戻りますが、選択した言語は戻りません。(→表示言語の切り替えをする
  • 共通仕様設定(初期設定/登録)の機能制限モードを「ON」に設定している場合、共通仕様設定を初期化しても設定は「OFF」(工場出荷時)に戻りません。
  • イメージ合成のフォーム登録で登録したフォーム画像は消去されません。

  1. (初期設定/登録)→[共通仕様設定]→[共通仕様設定の初期化]を押します。
  1. [はい]を押します。


各種タイマーを設定する(タイマー設定)

時刻の微調整やスリープ状態になるまでの時間の設定などを行います。



時刻の微調整をする

現在の時刻を微調整することができます。


  1. (初期設定/登録)→[タイマー設定]→[時刻微調整]を押します。
  1. [-][+]を押して時刻を調整したあと、[OK]を押します。
  • 00:00 を 23:59、23:59 を 00:00 のように調整しても、日付は変わりません。


オートスリープタイムの設定をする

「オートスリープ」とは、プリント終了後、またはキー操作終了後、一定時間以上何の操作も行われなかった場合に、節電のために自動的に操作部電源スイッチをOFFにしてスリープ状態になる機能です。


おことわり
  • 初期設定/登録のBMLinkSを使用が「ON」に設定されている場合は、完全なスリープ状態に移行しません。

  1. (初期設定/登録)→[タイマー設定]→[オートスリープタイム]を押します。
  1. ][]を押してオートスリープタイムを設定したあと、[OK]を押します。


オートクリアタイムの設定をする

「オートクリア」とは、本製品の操作を終了してから、一定時間以上何の操作も行われなかった場合に、タッチパネルディスプレイの表示を自動的に基本画面(標準モード)に戻す機能です。


おことわり
  • 「0」分に設定すると、オートクリアを行いません。

  1. (初期設定/登録)→[タイマー設定]→[オートクリアタイム]を押します。
  1. [-][+]を押してオートクリアタイムを設定したあと、[OK]を押します。


静音モード移行時間の設定をする

本製品は、プリント終了後、またはキー操作から一定時間以上経過したときに、本体内部の機器音を止めて静音モードに移行します。ここでは、静音モードに移行するまでの時間を設定します。


おことわり
  • 「0」に設定すると、静音モードに移行しません。

  1. (初期設定/登録)→[タイマー設定]→[静音モード移行時間]の順に押します。
  1. [-][+]を押して静音モード移行時間を設定したあと、[OK]を押します。


ウイークリータイマーの設定をする

自動的にスリープ状態にする時刻を曜日ごとに設定することができます。


おことわり
  • オートスリープタイムとウイークリータイマーが同時に設定されている場合は、オートスリープタイムが優先されます。

  1. (初期設定/登録)→[タイマー設定]→[ウイークリータイマーの設定]を押します。
  1. 曜日を選択して、(テンキー)で時刻を入力したあと、[OK]を押します。

時刻は「時」「分」を連続した4桁の数字で入力します。時刻の表示形式は24時間制です。

例: 7時 5分→0705、23時 18分→2318

入力を間違えたときは、再度4桁の数字を入力します。

(クリア)を押すと、入力した数字を取り消すことができます。



調整をする(調整/クリーニング)

プリント画像や中とじ位置の微調整およびクリーニングをします。

クリーニングは定期的に行ってください。



中とじユニットの針の頭出しをする

中とじユニットの針づまり処理終了後または、中とじユニットへの針補給後、中とじユニットに用紙を送り数回ステイプルして、針の頭出しを行います。


おことわり
  • OHPフィルムがカセットにセットされている場合は、セットされているカセットを少し引き出し、給紙されないようにしてください。針の頭出し用にOHPフィルムが給紙されると、機械が故障する恐れがあります。
  • 頭出しを行うときは、A3またはB4、A4R、レジャー(11 × 17)、リーガル、レターRの用紙をセットしてください。
  • 頭出しを行うときは、製本トレイに排紙されている用紙を取り除いてください。
  • 頭出しは、オプションのサドルフィニッシャー・AE2を装着している場合のみ設定できます。
  • 頭出しに必要な用紙は、自動的に給紙されます。

  1. (初期設定/登録)→[調整/クリーニング]→[中とじ針頭出し]を押します。
  1. [開始]を押します。


中とじ位置を変更する

オプションのサドルフィニッシャー・AE2の中とじ機能を使用していて、折りの位置と用紙の中心にわずかな違いが生じた場合、この誤差を減らすために微調整をすることができま す。


おことわり
  • 中とじ位置の変更は、オプションのサドルフィニッシャー・AE2を装着している場合のみ設定できます。

  1. (初期設定/登録)→[調整/クリーニング]→[中とじ位置変更]を押します。
  1. 中とじ位置を変更する用紙サイズを選択します。
  • 日本国内で使用されない用紙サイズも表示されます。
  1. ][]を押して中とじ位置を調整したあと、[OK]を押します。


クリープ(ずれ)補正量の調整

用紙の種類ごとに、製本された状態で最も外側の用紙と最も内側の用紙の間のずれ幅を調整することができます。


  1. (初期設定/登録)→[調整/ クリーニング]→[クリープ(ずれ)補正量の調整]を押します。
  1. 用紙の種類を選択したあと、[調整]を押します。
  1. ][]で補正量を調整したあと、[OK]を押します。
  • インチ単位で入力するときは、[インチ入力へ]を押します。共通仕様設定(初期設定/登録)でインチ入力のON/OFF を「ON」に設定しておきます。(→インチ入力をするかどうか設定する


文字/背景のコントラスト調整

地紋印字を設定してプリントする場合の文字と背景のコントラスト値を設定することができます。
「地紋印字」機能については、「背景に隠れた文字列をつけてプリントする(地紋印字)」を参照してください。

[文字/ 背景のコントラスト調整]では次の値を設定します。

  • 相対コントラスト値:文字と背景のコントラストを調節します。
  • 基準値の設定:文字の濃度を設定します。
  • 潜像部の濃度:背景の濃度を設定します。

おことわり
  • サンプルプリントを行うときは、A3またはA4、レジャー(11 × 17)、レターの普通紙または厚紙をセットしてください。
  • [文字を白抜きにする]を選択していない場合、基準値の設定は背景の濃度を、潜像部の濃度は文字の濃度を設定します。

  1. (初期設定/登録)→[調整/クリーニング]→[文字/背景のコントラスト調整]を押します。

文字/背景のコントラスト調整は、ボックス機能の応用モードにある[地紋印字]から設定することもできます。

  1. [サンプルプリント]を押します。


  • [プリント設定]を押して各項目を設定したあと、[OK]を押します。

背景模様、印字サイズ、文字列の向きや白抜きの設定ができます。


  1. サンプルプリントに使用する用紙を選択したあと、[プリント開始]を押します。

サンプルプリントが出力されます。

  • サンプルプリントの印刷結果には、相対コントラスト値ごとの背景と文字を組み合わせた印字サンプルが印刷されます。
  • サンプルプリントで、枠囲みされた部分が現在設定されている相対コントラスト値での出力サンプルです。
  1. サンプルプリントをコピーし、地紋印字設定の結果を確認します。

相対コントラスト値を変更しない場合は、手順8に進みます。

  1. サンプルプリントとコピー結果から、[][]を押して最適な印字サンプルの値を相対コントラスト値として設定します。

  • 相対コントラスト値は、基準値の設定と現在の潜像部の濃度の差をサンプル印字を見ながら調整してください。
  • 相対コントラスト値を大きくすると、文字の濃度が濃くなり、小さくすると濃度が薄くなります。[文字を白抜きにする]を設定していない場合は、相対コントラスト値を大きくすると背景の濃度が濃くなり、小さくすると濃度が薄くなります。
  • 相対コントラスト値の設定範囲は、基準値の設定により次のようになります。
    基準値 相対コントラスト値
    1 0~+7
    4 -4~+7
    8~56 -7~+7
    60 -7~+4
    64 -7~0

  • [基準値の設定]→[サンプルプリント]を押します。
  • サンプルプリントに使用する用紙を選択したあと、[プリント開始]を押します。

基準値サンプルプリントが出力されます。

  • 印刷結果から、外側の四角と内側の四角の濃度が最も均一な地紋イメージの数値を[-][+]を押して設定します。
  • 基準値の値を大きくすると、文字の濃度が濃くなり、小さくすると濃度が薄くなります。[文字を白抜きにする]を選択していない場合、基準値の値を大きくすると背景の濃度が濃くなり、小さくすると濃度が薄くなります。
  • 相対コントラストのサンプルプリントの調整範囲を変更するときにも、[基準値の設定]を実行します。

  • [潜像部の濃度]を押したあと、[-][+]を押して設定します。
  • 基準値を変更した場合、基準値サンプルプリントで、その基準値で設定した内側の四角の濃度へ近づくように[潜像部の濃度]を調整します。
  • 基準値サンプルプリントで最も均一な地紋イメージとは異なる文字濃度にする場合、[潜像部の濃度]も文字濃度に近い濃度に調整する必要があります。
  • [潜像部の濃度]の値を大きくすると、背景の濃度が濃くなり、小さくすると薄くなります。[文字を白抜きにする]を選択していない場合、[潜像部の濃度]の値を大きくすると文字の濃度が濃くなり、小さくすると薄くなります。

  1. 基準値と潜像部の濃度を変更した場合、手順3~6を実行し、相対コントラスト値を調整します。

変更しなかった場合は手順8へ進みます。

  1. [OK]を押します。
  • [文字/ 背景のコントラスト調整]で変更した設定内容は、次に設定を変更するまで保存されます。