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HP-GLモードの特長

  • 8種類のペンの指定が可能

ペン1~8に異なる太さ、濃さ(グレータイプ)、色(カラー)を設定することができます。また、本製品では異なるペン1~8に色を指定することができます。色(カラー)の設定は、HP-GLサンプルプリントに表示される色のパレット(1~100)から選択するか、RGB値を0~255の範囲で設定します。(→「カラー印刷時のペン色を色番号で設定する(色番号)」,「カラー印刷時のペン色をRGB値で設定する(赤、緑、青)」)

  • いろいろな用紙サイズを想定した作図

作図データは、A0、A1、A2、A3、A4、A5、B4、B5、B6、はがき、レター、レジャーの12種類のサイズの用紙に印刷することを想定して作成することができます。作図データのサイズは、本製品で印刷できる用紙サイズに制限されずに、データを作る上での仮想的な用紙として設定できます。(→「用紙サイズと作図範囲」)

  • 豊富な書体をサポート

グラフィックスプロッタの持っているすべての文字フォントに対応する専用のフォントが用意されています。英数字カタカナは、固定ピッチ(可変ピッチは文字間調整により再現)のストロークフォントを持ちます。また、文字セット101の指定によりJIS第1水準および第2水準の漢字を明朝体、ゴシック体、丸ゴシック体などで印刷できます。

  • 作図データを2モードで拡大/縮小

作成した作図データを任意の用紙サイズに合わせて拡大または縮小(自動モード)することや、1%単位で倍率を指定して拡大または縮小(手動モード)することができます。特に、自動モードでは作図時の用紙がどのようなサイズであっても、出力用紙サイズを決めるだけであらかじめ設定されている拡大/縮小率によってきちんとその用紙に作図データを収めることができます。つまり、A0サイズなどの大きな用紙を想定したデータを、B4サイズなどの任意の大きさの用紙に簡単に印刷することができるわけです。
なお、本エミュレーションモードで拡大/縮小を行った場合は、アプリケーションソフトウェアの機能で拡大/縮小を行った場合と印字結果が若干異なります。(→「作図データの拡大/縮小」)

  • 作図データを2分割した印刷が可能

大きな用紙を想定して作成した作図データを、半分の大きさの用紙2枚に分けることができます。たとえば、A2サイズの図面をA3サイズ2枚に分割することができます。この状態で印刷を行えば、本製品でセットできないサイズのデータでも、2つに分けて実寸サイズで印刷することができます。
また、作図データを拡大・縮小して、さらに分割印刷することもできますので、A0サイズの図面をA1サイズ2枚に分けて、それぞれをA3サイズの用紙に収まるように縮小して印刷するといったことが可能です。(→「作図データの分割印刷」)

  • 印刷時の座標回転やミラー反転が可能

作成した作図データの座標系を90°単位で回転して印刷することができます。また、作図データをミラー反転することもできるので、ひとつの作図データを利用して、左右反転、上下反転など目的に沿った印刷が可能です。(→「座標系の回転を設定する(座標回転),ミラー反転を設定する(ミラー反転)」)

  • 設定しやすいメニュー構造

このエミュレーションモードでは、タッチパネルを使って印刷に必要ないろいろな設定を行うことができます。印刷設定の項目はメニュー形式で並んでおり、ディスプレイに表示されるメニューにしたがって簡単に探すことができます。設定はタッチパネルのHP-GL設定で行うことができます。(→「HP-GLモードの設定」)

  • HP-GL命令をサポート

HP-GL命令は、出力命令およびインタフェースに関連する一部の命令を除き、そのほとんどの命令を使用することができます。なお、コマンド体系はグラフィックス・プロッタ7550B(7440A、7475A、7550A、7570A、7575A、7576A、7595B、7596B、7599Aの一部のコマンド)の対応となります。(→「制御命令」)
ただし、HP-GL/2命令はサポートしていません。HP-GL/2エミュレーションモードまたはHP RTLエミュレーションモードについては、「HP-GL/2エミュレーション」を参照してください。


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