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I5577モードの特長

  • 日本語モードと英語モードをエミュレーション

IBM5577の日本語モードはIBM5575-F02プリンタと同等の機能を持ち、英語モードはIBM Proprinter XL24Eプリンタと同等の機能を持ちます。本エミュレーションモードは、IBM5577プリンタの持つ日本語モードおよび英語モードの印字動作をそれぞれエミュレーションします。IBM5577が接続可能なIBMPS/55シリーズ、PS/V、PS/2などのホストコンピュータのシステムに合わせて、日本語のオペレーティングシステム(日本語DOS、OS/2J、DOS/V日本語モードなど)をお使いの場合は日本語モード(以降I75モードと呼びます)、英語のオペレーティングシステム(IBM PC-DOS、OS/2、DOS/V英語モードなど)をお使いの場合は英語モード(以降Proモードと呼びます)に切り替えてご使用ください。エミュレーションモードの切り替えは、タッチパネルのI5577設定によって行えます。(→「その他のグループ」)

  • 豊富な書体をサポート

IBM5577の持っているすべての文字フォントに対応する専用のフォントが用意されています。日本語モードでは、明朝10cpi, 12cpi, 15cpi、DPゴシック、クーリエ、エリートを持ち、英語モードでは、クーリエ10cpi、エリート12cpi、縮小文字17.16cpi、プロポーショナルを持っています。また、日本語モードでは明朝体のほか、ゴシック体、丸ゴシック体、OCR文字(OCR-A、OCR-B、OCR-カナ)を使用できます。

  • ページのレイアウトを活かした印字

IBM5577と同じサイズの用紙をセットすれば、IBM5577と同じレイアウトで印字できることはもちろんですが、印字する用紙に応じて印字データを縮小してレイアウトを変えずに印字することもできます。たとえば、連続用紙に印字するためのデータをレイアウトを変えることなく、そのままカット紙に印字したり、B4サイズのデータをA4サイズのカット紙に印字したりすることが可能です。(→「ページフォーマット」)

  • 1ページの文字数や行数を簡単に決定

1ページに印字したい行数や文字数が決まっていれば、その行数や文字数に合わせて改行ピッチと文字ピッチを自動的に設定できます。また、文字幅の異なる漢字と英数字を混ぜて印字したときに、文字がきれいにそろうように文字間隔を調整することもできます。この機能を「行桁固定機能」といいます。この機能は、タッチパネルのI5577設定によって利用できます。(→「行桁固定機能」)

  • 用紙を無駄なく活用した印字

印字データを縮小すると、用紙の上下、左右の余白ができることがあります。
このようなとき、印字領域をワイド領域にすることによって、文字数や行数を用紙サイズいっぱいまで広げて印字することができ、用紙を無駄なく使えます。(→「ワイド領域に印刷する」)

  • 設定しやすいメニュー構造

このエミュレーションモードでは、タッチパネルを使って印字に必要ないろいろな設定を行うことができます。印字設定の項目はメニュー形式で並んでおり、ディスプレイに表示されるメニューにしたがって簡単に探すことができます。設定は、タッチパネルのI5577設定で行うことができます。

  • 印字設定はメモリに登録

メニューなどで設定した印字環境は、自動的に不揮発性メモリに登録されます。ですから、いったん設定値を登録してしまえば、他の動作モードに移ったり、電源をオフ(同等のリセット処理も含みます)にしたりしても、いつでも同じ設定で印字を行うことができます。

  • 印字データと定型フォームを重ねて印字

ページ全体を枠取りしたり、1行おきに網や横罫を入れたりするデータをページ単位であらかじめ用意しておき、プログラムリストや帳票データなどを印字する際に、重ねて印字することができます。この機能をページオーバレイ機能といい、重ねる罫線や網かけデータを「フォーム」といいます。
本製品には、5種類の汎用的なフォームが登録されていますが、必要に応じてユーザ独自のフォームを作成し、登録することもできます。(→「ページオーバレイ機能」)

  • バックカーボン付き複写用紙のような印字が可能

バックカーボン付き複写用紙を使用したときと同じように、1ページの印字データを送るだけで、複写枚数分の印字を行えます。この機能を「複写用紙機能」といいます。それぞれの複写ページには、共通の枠や罫線などをオーバーレイ印字することができるほか、異なるタイトル名などをページごとにオーバレイ印字することもできます。(→「複写用紙機能」)

  • 定型的な処理を登録

一連の処理を行う制御命令の手順や、文字・イメージなどのデータが繰り返し使用される場合は、それらのデータを登録し、必要なときに呼び出して実行することができます。この機能を「マクロ機能」といいます。マクロを使うと、同じ印字データを繰り返し送る必要がなくなるため、印字処理を効率化できます。マクロの登録や実行は制御命令によって行えます。(→「マクロ機能」)
また、制御命令でリセット処理が行われた場合に自動的に特定のマクロを実行することもできます。このマクロをスタートアップマクロといい、タッチパネルのI5577設定で設定できます。(→「マクロ機能を設定する(スタートアップマクロ)」)

  • 2ページのデータを見開きで印字

A4サイズやB5サイズの用紙2ページ分の内容を、A3サイズやB4サイズの用紙に見開きになるように印字することができます。印字した文書を二つ折りにしてとじるときなどに便利です。
なお、文書のとじかたに応じて、右開きまたは左開きになるようにページの向きを設定することも可能です。(→「2ページ印刷機能」)


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