HP-GL/2命令 |
本エミュレーションモードは、基本的にHP Designjet 800プリンタで使用できるHP-GL/2命令に対応します。ただし、一部の命令は機構上無視している場合があります。詳しくは、「制御命令」をご覧ください。
HP-GL/2エミュレーションモードの出力解像度は600 dpi固定に対して、HP Designjet 800の出力解像度は次のとおりです。 |
「出力品質」の設定 | 「最適化」の設定 | |||
線画/テキスト用 | イメージ用 | |||
レンダリング | ハーフトーン | レンダリング | ハーフトーン | |
高速 | 300 × 300 | 600 × 300 | 150 × 150 | 600 × 300 |
標準 | 600 × 600 | 600 × 600 | 300 × 300 | 600 × 600 |
高品質 | 600 × 600 | 600 × 600 | 600 × 600 | 600 × 600 |
最大の解像度 | 600 × 600 | 1200 × 600 | 600 × 600 | 1200 × 600 |
最大の解像度* | 600 × 600 | 1200 × 600 | 1200 × 1200 | 2400 × 1200 |
* | 光沢フォト用紙を使用した場合 |
本体の構造により、用紙の各端から5 mm内側が有効印字領域となります。このため用紙の各端から5 mmより外側にある作図データは印字されません。
HP Designjet 800ではコマンドの組み合わせで指定された部数だけプリントされますが、HP-GL/2のコマンド仕様ではBPコマンド、PGコマンド、RPコマンドの組み合わせ、および共通メニューの「コピー部数」によって各ページのコピー部数を指定することができます。そのため、HP-GL/2トランスレータではコピー部数は以下のように設定されます。 |
コマンドによって指定されたコピー部数+ 共通メニューによって指定された「コピー部数」の設定値- 1 |
HP Designjet 800では1バイトフォントの文字セットの中で0x20~0x7Fに割り当てられていない文字が指定された場合、「::」が印字されますが、本エミュレーションモードでは「スペース」が印字されます。
本エミュレーションモードではミラー反転した後の原点はハードクリップ領域の四隅になります。したがって、ミラー反転を設定して、用紙を縦送りしたときの印字結果はHP Designjet 800と本エミュレーションモードとで原点の位置が異なります。
LTコマンドのline typeパラメータをAdaptive(-8~-1)に設定してベジェ曲線を描くと、HP Designjet 800ではAdaptive Line Typeで描画されますが、本エミュレーションモードではFixed Line Typeで描画されます。
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Line Length <(Line Pattern)/2 |
本エミュレーションモードではハードクリップ領域外でもText, GraphicsおよびImageオブジェクトが描画されると、白紙ページが生成されます。 |