こんなことができます

本製品の特長や便利な使いかた、機能について説明しています。



本製品のおもな機能

LBP4500は、高速出力により高い生産性を実現しています。また、出力環境を効率化する機能を搭載し、ストレスの少ないプリント環境づくりをサポートします。
大量のプリントニーズに応える高耐久エンジンと、様々なオフィスニーズに応える多彩な給排紙オプションにより、オフィスのセンターマシンとしてお客様のビジネスを支えます。

45ページ/分の高速出力とファーストプリントタイム約8秒以下のクイックスタートによって、出力ニーズに確かなスピードで応えます。さらに、両面印刷機能や複数ページ印刷機能(複数ページの原稿を1枚にまとめて印刷する機能)など、便利な機能により生産性の向上を図ることが可能です。
LBP4500は、LIPSの資産を継承した、最新テクノロジーである「LIPS V」に対応しており、豊富なLIPS対応ソフトウェア資産を生かしたプリント環境を実現します。
また、別売りのダイレクトプリント拡張キットを有効にした場合は、TIFFやPDFのダイレクトプリントが可能となります。

パソコンから送信した文書をボックスに保存することができます。ボックスに保存された文書は、印刷したいときにいつでも印刷することができます。

本製品の状態やジョブの操作、ボックスに保存した文書データのプリント指示などを、パソコンのWebブラウザからコントロールできます。

本製品に組み込まれたアプリケーション・プラットフォーム、MEAP(Multifunctional Embedded Application Platform)に対応するアプリケーションをインストールすることにより、本製品に新たな機能を追加することができます。

ユーティリティソフトウェアを使用すると、ネットワークに接続されている本製品の各種設定をパソコン上で行うことができます。初期設定や本製品の状態の確認、文書管理などができます。



こんなことができます

本製品を使っての操作は、おもにタッチパネルディスプレイから行います。タッチパネルディスプレイに表示されるメッセージに従ってキーを押していくと本製品の機能を活用することができます。


おことわり
  • タッチパネルディスプレイは指または操作ペンで軽く押してください。シャープペンシルやボールペンなど先のとがったもので押さないでください。タッチパネルディスプレイの表面に傷がついたり破損の恐れがあります。
  • タッチパネルディスプレイに貼られているフィルムは、ご使用の前にはがしてください。


タッチパネルディスプレイの表示について

タッチパネルディスプレイの下部に表示されるメッセージやボタンでは、本製品の状態を確認することができます。



タッチパネルディスプレイの表示を切り替えることができます

本製品の電源を入れると、以下の画面がタッチパネルディスプレイに表示されます。タッチパネルディスプレイの[プリント]、[デバイス]、[消耗品確認]、[閉じる]などのキーで画面を切り替えることができます。(→「初期設定/登録」)

タッチパネルディスプレイから操作するMEAP のアプリケーションを表示する場合は、[→]を押してください。


おことわり
  • 電源投入時の画面は初期設定/登録で変更することができます。

  • タッチパネルディスプレイに表示されるキー


1 閉じる
ボックス、プリント、MEAP画面に切り替えるときに押します。
2 ボックス
ボックス機能を使用するときに押します。(→「ボックス」)
3 プリント
プリントジョブの確認、中止をするときやジョブ履歴の確認、プリントをするときに押します。(→「基本的な使いかた」)
4
MEAP機能を使用するときに押します。(→「MEAP」)
5 ジョブ/プリント状況表示部
ジョブの状況やデバイスの状態を表示します。また、ご利用になるログインサービスによっては、部門ID やユーザ名などを表示することができます。(→「セキュリティ」)
6 システム状況/中止
ジョブの変更、確認、中止をするときやジョブ履歴の確認、プリントをするときに押します。(→「基本的な使いかた」)


新機能を追加することができます

本製品はMEAP(Multifunctional Embedded Application Platform)に対応しています。

MEAP とは、本製品にJava プラットフォームを搭載し、Java アプリケーションをインストールできるシステムです。MEAP を利用することにより、以下のことが可能になります。

  • アプリケーションのインストール/アンインストール

MEAP 対応アプリケーションをインストールすることにより、新たな機能を利用できるようになります。また、インストールしたアプリケーションをアンインストールすることができます。


おことわり

  • ログインサービスによる使用者の管理と特定

ログインサービスによって本製品を利用するユーザを管理することができます。次の2種類のログインサービスが利用可能です。

  • Default Authentication
    本製品の初期設定/登録で部門別ID 管理を「ON」にした場合、1 つの部門に対して7桁の部門ID と部門ID ごとの暗証番号を登録することにより、番号を入力したユーザのみ本製品を使えるようにします。(→「セキュリティ」)
  • SSO-H(Single Sign-On H)
    Active Directory環境ネットワークのドメイン上および本製品単体で運用できるログインサービスです。次の3 つのユーザ認証方式があります。(詳細は、「MEAP 認証システム設定」を参照してください。)
  • 「ドメイン認証」
  • 「ローカルデバイス認証」
  • 「ドメイン認証+ ローカルデバイス認証」

おことわり
  • 工場出荷時は、Default Authentication に設定されています。ログインサービスの選択および設定については、「MEAP アプリケーション管理機能」を参照してください。


使いかたにあわせて仕様の設定ができます

(初期設定/登録)を押すと初期設定/登録画面が表示されます。初期設定/登録では本製品に共通の設定や各機能ごとの設定を、使用する条件や環境にあわせて変更することができます。また、本カテゴリに記載されていない設定方法については、下記を参照してください。

初期設定/登録画面

システム管理設定画面


おことわり
  • 初期設定/登録で設定した内容は、(リセット)を押しても変更されません。
  • システム管理設定については、「セキュリティ」を参照してください。
  • [ネットワーク設定]の設定については、「ネットワーク」を参照してください。


消費電力を抑えることができます

本製品が動作していないときや、ご使用になっていないときに、以下の機能で効率的に節電することができます。


おことわり
  • 主電源スイッチを切った場合でも、電源プラグを電源コンセントに差し込んだ状態では、わずかですが電力が消費されています。完全に電力消費をなくすためには、電源プラグを電源コンセントから抜いてください。
  • 以下の各機能が働くと、タッチパネルディスプレイの表示は消えた状態になります。
  • 以下の各機能が働いている状態でも、パソコンからデータを送ってプリントすることができます。

  • スリープモードについて

操作部電源スイッチを押すことで、好きなときにスリープモードにすることができます。操作を再開する場合は再度、操作部電源スイッチを押してください。


おことわり
  • 条件によっては、完全なスリープ状態に移行しないことがあります。詳細は、「初期設定/登録」を参照してください。
  • 夜間など長時間製品を使用しない際には、操作部電源スイッチを切ってください。
  • 本製品がスリープ状態から復帰する際に、シャットダウンされたMacintoshがUSBケーブルにより接続されている場合、本製品とともにMacintosh も起動することがあります。この場合は、USB ケーブルによる接続を取り外してください。(本製品とMacintosh の間にUSB ハブを使用すると、この問題が解決される場合があります。
  • 自動的にスリープ状態になるまでの時間は10秒~4時間の範囲で設定できます。工場出荷時は「1」分に設定されています。(→「初期設定/登録」)
  • [スリープ時の消費電力]を[少ない]に設定したときは、操作部電源スイッチを押してからタッチパネルディスプレイが表示されるまで、10 秒以上かかる場合があります。

  • ウイークリータイマーについて

ウイークリータイマーで設定された曜日、時刻になると自動的にスリープモードになります。操作を再開する場合は、操作部電源スイッチを押します。


おことわり


ジョブの確認や操作ができます

システム状況/中止画面では、システムの状況の確認やジョブの中止、優先プリントの指定などを行うことができます。

システム状況/中止画面(プリント)

システム状況/中止画面(デバイス)


プリント画面では、プリントジョブの状況の確認や中止、優先プリントの指定などを行うことができます。

プリント画面


画面の左下に表示される以下のアイコンはそれぞれ次の状況を示しています。


アイコン(ジョブの種類) 説明
ボックスジョブ
プリンタジョブ
レポートジョブ
初期設定/登録ジョブ

アイコン(本製品の種類) 説明
エラー
紙づまり
針づまり
トナー容器交換


ネットワーク管理者からのメッセージを知ることができます

「掲示板」とは、ネットワーク管理者が、リモートUI から本製品の使用者に知らせておきたい内容などをメッセージにして、タッチパネルディスプレイに表示する機能です。(→「リモートUI」)


おことわり
  • 掲示板は、ネットワークに接続している場合のみ使用することができます。


掲示板の種類について

掲示板には以下の3 つの種類があります。

  • [閉じる]のないもの

  • [閉じる]のあるもの

[閉じる]を押して掲示板を閉じれば通常の操作を行うことができます。本製品の主電源スイッチを入れなおしたときや、オートクリア機能が働くと再び同じ掲示板が表示されます。


おことわり

  • タッチパネルディスプレイの一番下の行に表示されるもの



機密文書を印刷するときに暗証番号を付けることができます(セキュアプリント)

パソコンから本製品に、暗証番号を付けた文書(プリントデータ)を送ることができます。 このような暗証番号が付けられた文書を「セキュア文書」と呼びます。セキュア文書のジョブは、本製品のハードディスクに保存され、本製品のタッチパネルディスプレイからの操作でパスワードを入力してプリントできます。機密書類など他人にプリント結果を見られたくないときに便利です。


おことわり
  • セキュア文書のジョブは、本製品の主電源をオフにした場合に消去されます。
  • 一定時間内にプリント操作を行わなかった場合に自動消去されるまでの時間は、工場出荷時は1時間に設定されています。消去するまでの時間は変更することができます。詳細については、「セキュアプリント消去時間」を参照してください。

  • セキュア文書を本製品に送る

セキュア文書は、以下の手順で本製品に送ります。


  1. プリンタドライバの画面で、[出力方法]から[セキュアプリント]を選択します。

  1. をクリックし、表示されたダイアログボックスで[ユーザ名]と[パスワード]を入力します。

  1. [OK]をクリックします。
  1. [印刷]ダイアログボックスで[OK]をクリックします。

  • セキュア文書をプリントする

セキュア文書は、本製品のタッチパネルディスプレイからプリントできます。



他のジョブよりも先に印刷することができます(追い越し印刷)

今処理中のプリントジョブを止めて先にプリントすることを「追い越し印刷」と呼びます。止められたプリントジョブは、本製品のハードディスクに保持され、追い越し印刷のプリントジョブが終わると、プリントしなおされます。


おことわり
  • すでに追い越し印刷のプリントジョブを処理している場合は、さらに追い越して先にプリントすることはできません。

  • 追い越し印刷する

追い越し印刷は、以下の手順で行います。


  1. プリンタドライバの画面で、[出力方法]から[追い越し印刷]を選択します。

  1. [印刷]ダイアログボックスで[OK]をクリックします。


プリント画質を設定することができます

本製品は解像度を設定することによりプリント画質を変更することができます。 解像度には、スーパーファインモード、ファインモードがあり、印字のきめ細かさや濃淡の滑らかさなどを目的に応じて使い分けることができます。



解像度モードの種類

各解像度モードには、それぞれ次のような特長があります。

  • スーパーファインモード

スーパーファインモードは、超微粒子スーパーファイントナーとスーパーレーザチップ、高速RISC プロセッサにより実現した、リアル1200dpi の超高解像度モードです。きめ細かい階調表現力で、写真などの中間階調をリアルに再現できます。グラデーションの入った図形・表・グラフや写真が多いデータをプリントする場合に適したモードです。


おことわり
  • スーパーファインモードは、LIPS プリンタドライバからのプリント時に使用可能です。その他のエミュレーションモードでは使用できません。

  • ファインモード

ファインモードは、600dpiの高解像度モードです。 キヤノン独自の新スーパースムージングテクノロジーにより、文字や線画などの線や階調を滑らかに再現できます。 一般的な文書や表を高速に印刷する場合に適したモードです。



その他のご紹介しておきたい機能

先に説明した機能の他に、知っておいていただきたい機能について、以下に説明します。

  • オートカセットチェンジ機能について

選択中の給紙箇所の用紙がなくなったとき、他に同じサイズの用紙がセットされている給紙箇所があれば、その給紙箇所から自動的に給紙を始めます。


おことわり
  • それぞれの給紙箇所をオートカセットチェンジの対象にするかどうかを、機能ごとに設定することができます。工場出荷時は、手差しが「OFF」に、他はすべて「ON」に設定されています。ただし、パソコンからプリントする場合、手差しトレイをオートカセットチェンジの対象にすることはできません。(→「カセットオート選択のON/OFFを設定する」)

  • オートクリア機能について

プリント終了後、またはキー操作後、約2 分間何の操作も行わなかった場合は、設定した機能が自動的に「標準モード」になります。


おことわり

  • プリント待ち時間表示機能について

共通仕様設定(初期設定/登録)でプリント待ち時間表示を「ON」に設定すると、プリント終了までの待ち時間を表示させることができます。


おことわり

  • 部数/待ち時間の状況表示機能について

共通仕様設定(初期設定/登録)で部数/待ち時間の状況表示を「ON」に設定すると、ジョブ/プリント状況表示部に、出力部数と実行中のジョブが終了するまでの予測時間を表示させることができます。


おことわり

  • 用紙残量表示について

用紙選択時や連続プリント中に用紙がなくなったときに、それぞれの給紙箇所の用紙残量を表示します。

表示には、次の4 種類があります。

表示 用紙残量
カセット容量の100 % ~約50 %
カセット容量の約50 % ~約10 %
カセット容量の約10 % 以下
用紙なし


 
BMLinkSをお使いになる前にお読みください

BMLinkSは、社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)が推進しているオフィス機器インタフェースです。
本製品はJBMIAによるBMLinkS認証を受けています。
実装サービス名:プリントサービス
仕様環境BMLinkS 2007対応

 

 
BMLinkSとは

BMLinkSは、ネットワーク上にある様々なメーカーのプリンタやスキャナを共通のフォーマットを用いて接続する技術です。BMLinkSに対応したプリンタやスキャナを利用することで、以下のようなことが可能になります。

  • 1種類のプリンタドライバで異なるメーカーのプリンタに出力が可能

従来は、プリンタごとに専用のプリンタドライバをコンピュータにインストールしなければなりませんでしたが、BMLinkS対応のプリンタの場合、異なるメーカーのプリンタであっても、1つのプリンタドライバで出力することができ、プリンタごとに共通の操作、共通の設定でプリントすることができます。

また、お得意先や出張先などで、自分のノートPCからプリントするときなども、BMLinkSに対応したプリンタがあれば、プリンタドライバをインストールしなくてもプリントすることができます。


 

 
必要なシステム環境

BMLinkSプリンタドライバの必要なシステム環境は、プリンタドライバに付属の取扱説明書を参照してください。
取扱説明書は、BMLinkSホームページからダウンロードするか、BMLinkSプリンタドライバをインストールするとお使いのコンピュータにインストールされます。


 

 
BMLinkSプリンタドライバの入手方法とお問い合わせ先

BMLinkSに対応したプリンタドライバは、以下のホームページから入手することができます。

BMLinkSホームページ(http://www.jbmia.or.jp/bmlinks/)

プリンタドライバのインストール方法や、プリント方法についてはプリンタドライバに付属の取扱説明書を参照してください。

BMLinkSプリンタドライバについてのお問い合わせは、以下のメールアドレスにご連絡ください。

お問い合わせ先(bmlinks-support@jbmia.or.jp)

BMLinkSプリンタドライバに関するお問い合わせのみを受け付けております。プリンタ本体については、キヤノン「お客様相談センター」にお問い合わせください。

 

 
BMLinkSを使用するための設定方法

BMLinkSを使用するためには、以下の設定が必要です。


 
 
  1. BMLinkSの設定画面を次の手順で表示させます。

(初期設定/登録)→[システム管理設定]→[ネットワーク設定]→[TCP/IP設定]→[BMLinkS設定]

  • システム管理部門IDとシステム管理暗証番号が設定されている場合は、[システム管理設定]を押したあとにシステム管理部門IDと暗証番号を入力して(認証)を押します。
 
 
  1. [BMLinkSを使用]を[ON]に設定します。

必要に応じて、[Discovery送信間隔]、[設置場所の情報]を設定します。

 
 
  1. すべての設定が終了したあと、[OK]を押します。
 
 
  1. [閉じる]を押します。

この操作を繰り返して、初期設定/登録画面を閉じます。

 
 
  1. 設定を有効にするため、プリンタを再起動します。

電源をいったん切り、10秒以上たってから再度電源を入れます。