1-2 各エミュレーションモードでの印刷

次の手順で、本製品にコマンドを送ることによって印刷できます。


補足: 2のコマンド体系にて、LIPSの命令を本製品に送ります。
LIPSの命令は、1-1 LIPSモードでの印刷方法をご参照ください。

1 LIPSモードのユーザーページ登録開始命令
2 イメージデータ転送命令+LIPS命令
3 LIPSモードのユーザーページ登録終了命令
4 ユーザーページ、オーバーレイ印字開始命令

4のコマンドの後、印字データを本製品に送ることによってバーコードが印刷されます。

注意: エミュレーションモードで印刷する場合には必ずバーコードのフォント、OCR-Bフォントを印刷するページの先頭で行ってください。(ページの途中で印刷することはできません。)また、1ページに複数個のバーコードを印刷する場合には②のイメージデータ転送命令+LIPS命令で印刷する位置にCAPを移動してバーコードの印刷を行ってください。
イメージデータの転送命令のパラメータのバイト数は必ずLIPS命令のコマンドのバイト数を指定してください。
バイト数の指定が誤っている場合には、正常にバーコードが印刷できなくなります。 エミュレーションモードのコマンド(LIPSモードのユーザーページ登録開始、終了命令、イメージデータの転送命令、ユーザーページオーバーレイ印字開始等)の詳細は各エミュレーションモードのカテゴリをご参照ください。
LIPSの詳細は、以下の2種類のプログラマーズマニュアルをご参照ください。
  • プログラマーズマニュアル「ソフトウェア概説書4.2」(LIPSコマンドの概要を知るためのマニュアル)
  • プログラマーズマニュアル「コマンドリファレンス4.2」(LIPSコマンドの手引き)
LIPS IVのプログラマーズマニュアルは、キヤノンホームページからダウンロードすることができます。

JAN、EAN、UPC印刷の文字セットの切り換えは、以下の組み合わせになります。


JAN、EAN、UPC標準バージョン(13桁)の場合


先頭1桁 文字セットの切り換えパターン
0 DAAAAAADCCCCCCD
1 DAABABBDCCCCCCD UPCコード
2 DAABBABDCCCCCCD
3 DAABBBADCCCCCCD
4 DABAABBDCCCCCCD JANコード
5 DABBAABDCCCCCCD
6 DABBBAADCCCCCCD
7 DABABABDCCCCCCD
8 DABABBADCCCCCCD
9 DABBABADCCCCCCD

JJAN、EAN短縮バージョン(8桁)の場合


文字セットの切り換えパターン DAAAADCCCCD

UPC短縮バージョンの場合


文字セットの切り換えパターン 末尾1桁(チェックデジット)
DBBBAAAD 0
DBBABAAD 1
DBBAABAD 2
DBBAAABD 3
DBABBAAD 4
DBAABBAD 5
DBAAABBD 6
DBABABAD 7
DBABAABD 8
DBAABABD 9

補足: A=J_ _ _ _A.BAR または
B=J_ _ _ _B.BAR または
C=J_ _ _ _C.BAR または
D=J_ _ _ _D.BAR または
BARjan-A.BAR
BARjan-B.BAR
BARjan-C.BAR
BARjan-D.BAR
の文字セットの略称です。

JAN、EAN、UPCの末尾がチェックデジットになっておりますが、チェックデジットが正しくないデータの場合、バーコードが読み取れないことがあります。
正当なデータにするためにチェックデジットを付加する時は、ユーザーアプリケーションで行ってください。
チェックデジットの算出方法は、付録のJANコードチェックデジット計算方法をご参照ください。