2-3 文字コードの置換

1 JAN、EAN、UPC標準バージョンの場合
コード番号1桁目によって以下の文字コード置換パターンに従って文字コードを指定します。

先頭1桁 文字コードの置換パターン
0 DL AAAAAA DM CCCCCCDR UPC コード
1 DL AABABB DM CCCCCCDR
2 DL AABBAB DM CCCCCCDR
3 DL AABBBA DM CCCCCCDR
4 DL ABAABB DM CCCCCCDR JAN コード
5 DL ABBAAB DM CCCCCCDR
6 DL ABBBAA DM CCCCCCDR
7 DL ABABAB DM CCCCCCDR
8 DL ABABBA DM CCCCCCDR
9 DL ABBABA DM CCCCCCDR

解説: コード番号の1桁目によって2桁目から13桁目を上記の置換パターンで各桁のバーコードを指定します。
DL=L(文字コード4C(h))レフトガードバー
DM=M(文字コード4D(h))センターガードバー
DR=N(文字コード4E(h))ライトガードバー
A = データキャラクタ 0~9 (文字コード30(h)~39(h))をそのまま指定します。
B = データキャラクタ 0~9 (文字コード30(h)~39(h))を@~I(文字コード40(h)~49(h))に置換して指定します。
C = データキャラクタ 0~9 0~9(文字コード30(h)~39(h))をP~Y(文字コード50(h)~59(h))に置換して指定します。
なお、A、B、Cパターンの置換は、表1-1の置換表をご参照ください。

2 JAN、EAN短縮バージョンの場合
以下の文字コード置換パターンに従って文字コードを指定します。

文字コードの置換パターン
DL AAAADMCCCCDR

解説: DL=L(文字コード4C(h))レフトガードバー
DM=M(文字コード4D(h))センターガードバー
DR=N(文字コード4E(h))ライトガードバー
A = データキャラクタ 0~9 (文字コード30(h)~39(h))をそのまま指定します。
C = データキャラクタ 0~9 (文字コード30(h)~39(h))をP~Y(文字コード50(h)~59(h))に置換して指定します。
なお、A、Cパターンの置換は、表1-1の置換表をご参照ください。

3 UPC短縮バージョンの場合
コード番号の末尾の番号によって、以下の文字コードの置換パターンに従って文字コードを指定します。

文字コードの置換パターン 末尾(CD)
DL BBBAAA DE 0
DL BBABAA DE 1
DL BBAABA DE 2
DL BBAAAB DE 3
DL BABBAA DE 4
DL BAABBA DE 5
DL BAAABB DE 6
DL BABABA DE 7
DL BABAAB DE 8
DL BAABAB DE 9 CD = チェックデジット

解説: 文字コードの末尾はチェックデジット(以下CD)となっています。
CDによって上記の文字コードの置換パターンに従って各桁の文字コードを指定します。UPC短縮のCDの計算方法は、付録UPC短縮のチェックデジット計算方法をご参照ください。また、コード番号2桁目から、7桁目の6桁をバーコードとして印字、先頭1桁目と末尾のCDは、バーコードとして印字しません。
DL=L(文字コード4C(h))
DE=0(文字コード4F(h))
A = 文字コード 0~9 (文字コード30(h)~39(h))をそのまま指定します。
B = 文字コード 0~9 (文字コード30(h)~39(h))を@~I(文字コード40(h)~49(h))に置換して指定します。
なお、A、Bパターンの置換は、表1-1の置換表をご参照ください。

表1-1 A、B、Cパターンの置換表
データ
パターン
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
A 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
B @ A B C D E F G H I
C P Q R S T U V W X Y

なお、ライトガードバーは、文字セット切り換えの印刷の場合と指定する文字コードが異なりますのでご注意ください。


例1) JANコード(13桁)"912345678904"を印字する場合
→指定するコードは以下のようになります。
例2) JANコード(8桁)"91234567"を印字する場合
→指定するコードは以下のようになります。
例3) UPCコード(短縮)"01234505"を印字する場合
→指定するコードは以下のようになります。