制御命令の種類 |
HP-GL命令には、決まった書式があります。 たとえば、HP-GLの作図命令を使って、座標(1000,500)から(2000,3000)の位置まで直線を引く場合、次のような命令を送ります。 |
PA1000,500; PD; PA2000,3000; PU; |
本製品は、この命令を受け取ると、座標(1000,500)に現在位置を移動して、その点から座標(2000,3000)までの間に、現在選択されているペン(線の太さ、グレータイプおよび指定カラー)で直線を引きます。 「PA」、「PD」などの先頭のアルファベットの2文字が命令を示します。 なお、文字プロットに関する命令(LB命令)では、ターミネータに ETX コードを使用します。 文字プロット命令以降に続く文字列データの最後に ETX コードを付加します。ただし、ホストコンピュータ上の問題で ETX コードを使用できない場合は、ターミネータ設定命令によって ETX コードをほかの文字キャラクタに変更することも可能です。 HP-GL命令のパラメータには、次の3種類のデータの種類(型)があります。 |
整数型 | 整数値を指定します。
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実数型 | 実数値を指定します。
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文字型 | 文字、数式、文字変数などを指定します。
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表中の指定範囲は、HP-GLでエラーにならない値であり、実際の有効範囲(パラメータとして意味を持つ値)は命令によって異なります。 命令によっては、パラメータを必ず指定するものと、省略できるものがあります。以降の説明では、それぞれのパラメータを2種類のカッコで区別しています。 |
制御コード |
HP-GL命令 |