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動作モードの種類

本製品は、内蔵のLIPSモード/ESC/Pエミュレーションモードと、オプションのエミュレーション拡張キットによるPC-9800シリーズやPS/55、FMR、N5200シリーズなどのエミュレーションモードを使用できます。


  • LIPSモード

LIPSは、LBP Image Processing Systemの略で、キヤノンが独自に開発したページプリンタをコントロールするためのコマンド体系です。LIPSに対応しているアプリケーションソフト(一太郎、Lotus 1-2-3、桐など)は、このモードでプリントされます。WindowsやMacintoshでは、付属のプリンタドライバを組み込むと、自動的にLIPSモードでプリントされます。
LIPSには、現在LIPS II、LIPS II+、LIPS III、LIPS IVc、LIPS IVs、LIPS IV、LIPS LXのバージョンがあります。これらのうち本製品では、LIPS II+、LIPS III、LIPS IV、LIPS LXに対応しています。
LIPS Vは、LIPS IV(LIPS II+、LIPS IIIを含む)とLIPS LXから構成されたコマンド体系の総称です。LIPS LXは、最新のOSに最適化されたプリンティングシステムです。印刷処理をパソコンとプリンタで分散させて行うため、高速なプリント出力が行えます。また、プリンタのメモリ追加を行わない場合でも、高速なプリント出力が可能です。


おことわり
  • LIPS II+対応アプリケーションソフトを使用する場合、A309G II以前のレーザショットシリーズで行ったプリントとは解像度が異なります。
  • LIPS IVc対応アプリケーションソフトからも本製品でプリントすることができますが、解像度の違いにより、プリント結果の見た目は異なります。

  • N201エミュレーションモード(オプション)

日本電気(株)製シリアルプリンタ「PC-PR201/80A」の動作をエミュレートする(まねをする)モードです。PC-9800シリーズのコンピュータで、LIPSに対応していないアプリケーションソフトを使用しているときは、このモードでプリントされます。日本電気(株)が提唱する201PLのコマンド体系に準拠しています。

  • ESC/Pエミュレーションモード

IBM-PC/AT互換機(DOS/Vコンピュータ)、AXコンピュータで標準的に使用されているESC/P準拠プリンタの動作をエミュレートする(まねをする)モードです。これらのコンピュータで、LIPSに対応していないアプリケーションソフトを使用しているときは、このモードでプリントされます。セイコーエプソン(株)が提唱するESC/P-J84のコマンド体系に準拠しています。

  • I5577エミュレーションモード(オプション)

IBM5577プリンタの日本語モード(I75モード)と英語モード(Proモード)の動作をエミュレートする(まねをする)モードです。

I5577エミュレーションモードには、日本語モードに対応するI75モードと英語モードに対応するProモードの2種類のコマンドモードがあります。

IBM5577が接続可能なIBM PS/55シリーズ、PS/V、PS/2などのホストコンピュータのシステムに合わせて、日本語のオペレーティングシステム(日本語DOS、OS/2J、DOS/V日本語モードなど)をお使いの場合は日本語モード(I75モード)、英語のオペレーティングシステム(IBM PC-DOS、OS/2、DOS/V英語モードなど)をお使いの場合は英語モード(Proモード)に切り替えます。

  • HP-GLエミュレーションモード(オプション)

HP-GL準拠のグラフィックス・プロッタの動作をエミュレートする(まねをする)モードです。

HP7550Bプロッタ、HP7550Bのコマンド体系に準ずるHP7440A、HP7475A、HP7550A、HP7570A、HP7575A、HP7576A、HP7595B、HP7596B、HP7599Aにも対応しています。ただし、HP7550Bがサポートしている機能のみ有効になります。

  • HP-GL/2エミュレーションモード(オプション)

HP-GL/2およびHP RTL準拠のグラフィックス・プロッタの動作をエミュレートする(まねをする)モードです。


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